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カテゴリ:石狩(いしかり)地域
石狩振興局地域政策課のコメコです。
先週、恵庭市立柏陽中学校3年生を対象にした授業の「赤ちゃん登校日」を取材しましたのでご紹介します。
「赤ちゃん登校日」授業とは、赤ちゃんとそのお母さん&お父さんに学校訪問していただき、生徒と継続して関わり体験を持つことで、赤ちゃんの成長や命の尊さを心と肌で実感しながら、相手を大切に思う気持ちや感謝、自己肯定感の醸成など豊かな人間性を育む授業です。さらに、赤ちゃんを愛おしいと感じ、将来子どもを持つことを身近なものと捉える意識を形成し、次代の親を育成するという、地方創生に向けた少子化対策の取組でもあります。
前回までは、基本的な挨拶などのマナー、他者の話の聴き方や自分の考えの伝え方などのコミュニケーションについて学び、表情を工夫して赤ちゃんをあやすという授業でした。 今回は、前回の赤ちゃんとの触れあいで、「次回はもっとこうしたい!」とそれぞれが感じた課題を明確にして、赤ちゃん親子と関わり体験を持つことを目標にして取り組みます。
お母さん&お父さんから赤ちゃんの普段の様子や気持ちを聴き、自分の気持ちや考えを伝えることでコミュニケーション能力を高めます。 「自分の家族に感謝の気持ちが芽生えた。家に帰ったらこの気持ちを伝えたい。」、「生徒だけでなく、父母である自分たちも良い経験になった。中学生と話して自分の子どもが成長するイメージが持てた。」といった声が聞けました。
赤ちゃんと触れあい、命の尊さを実感します。「前回(1ヶ月前)よりすごく大きくなったね!」、「赤ちゃんの成長がこんなに早いということを知って驚いた。」などの声が上がりました。
絵本の読み聞かせを通じて「伝え方」について学びます。読み上げるときの表情の大切さを意識しながら赤ちゃんをあやしていました。
授業で学んだこと、感じたことなどを発表します。赤ちゃんを抱っこする姿が様になっています!
赤ちゃんが笑うと、生徒も父母も笑顔になります。「かけがえのない小さないのちに向き合うことで、自分や周りのいのちの尊さに気づくとともに自己肯定感も高められ、自分や周りをもっと好きになれる。学校や職場で人間関係の有り様が揺れている今、人間関係構築力を高めることが必要で、この取組は少子化対策にも繋がっていく。」と力強くアドバイザーが語ってくれました。地方創生に資するこのような取組を、今後もっと道内に広めていく必要があると考えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.10.21 16:03:07
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