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2020.02.10
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カテゴリ:国際交流
​​こんにちはスマイルバイバイ
総合政策部政策局総合教育推進室です!

​​​​​​​若者の海外留学を官民挙げて支援する
​​​​​​​​​​​​​​​​「ほっかいどう未来チャレンジ基金」​​​​​​​​​​
​​​​​​​​​​​​​により本道農業の魅力発信のため、ドイツで有機農家の元で研修生として働き、持続可能な農業のあり方や、農家民宿を経営する農家でグリーンツーリズムについて学ぶ学生留学コース石垣のぞみさんから1月の活動の様子が届きました四つ葉きらきら

 私が現在滞在している農場は、バイエルン州のマルクトローダハという村の山奥にあります。この一帯にはフランケンヴァルト(フランケンの森)と呼ばれる大きな森が広がっており、自然を楽しむためにこの地域を訪れる観光客も少なくありません。長く続くハイキングコースを少し外れたところにあるのが、現在滞在しているファームインであるシュロスベルグホフです。

 シュロスベルグホフとは、山の上のお城という意味で、現在農場のある土地には何百年か前に本物のお城が存在したようです。その場所は現在鶏と豚の放牧地になっており、国からの許可がないと自分の土地であっても掘り起こすことはできないそうです。ですがここを掘れば何か発見があるかもしれないとロマンを感じずにはいられません。

 シュロスベルグホフは25年ほど続くファームインです。農場主のエルウィンとペートラ夫婦と3人の息子がおり、末っ子のマルコスが経営を手伝っています。ファームインの規模は、客室が4つあり、どの部屋にもキッチンとバス、子供用の寝室が備えついています。その他にはゲストとホストがお茶をすることのできるブレックファストルームや、小さなピアノと数々の本が並ぶ書斎、地下には小さなサウナがあります。

 本当に小さなお城のように感じるこのファームインには、休暇を利用して家族や友人で泊まりに来るゲストが訪れます。クリスマス休暇の時期には、この農場の夫婦と長い付き合いのゲストが3家族訪れ、毎日一緒にハイキングへ行ったり、共に食事をしたりして過ごしました。ゲストとホストというよりは、長い付き合いの友人のような心地の良い雰囲気が漂っていました。ゲストとして来ているそれぞれの家族もお互いに仲が良いのですが、出身や年齢も異なり、たまたまこのファームインで出会ったことがきっかけで付き合いが続いていると語っていました。

 私の想像していたファームインとは、農場に訪れる人に自然や農場を満喫してもらう、提供する、というイメージだったのですが、少し考えが変わりました。この農場の家族とゲストが関わっているのを見て、ホストが何かを提供するだけではなく共に楽しむというスタンスであると感じました。ゲストとホストを超えたこの関係は、このファームインを長く続けているからこそ生まれたものだと思います。

 ファームインですので、もちろん農場もあります。主に羊を放牧して育成しており、その他には鶏やガチョウなど、数種類の家畜が存在します。この農場は有機認証である“Bioland”も取得しており、1年ごとに更新するため先日は検査官がこの農場を訪れました。検査の基準には、家畜にとって十分な生活スペースがあることや、その飼料も有機認証であることなど、いくつかの審査基準があるとのことでした。無事に検査を終えて、今年1年の認証も無事合格したとのことでした。家畜に対する審査なのに有機認証とはどういう意味なのか疑問を持ったのですが、有機の飼料を使っていることや環境や家畜の健康に配慮しているという意味でやはり有機認証になるとのことでした。
     

 フランクフルトに滞在した時にも感じたことですが、ドイツは日本と比べてはるかに多くの有機認証の食品がスーパーに並んでいます。その値段は日本と同じように通常の2倍ほどですが、日本と何が違うのだろうと考えました。この農場でも、普段食べる食材はできるだけBio認証の食品をそろえています。その理由を聞いたところ、「Bio食品は高くて買うのが大変だけれど、私たちが応援しなければこういった農場は続けていけない。」とペートラは語りました。

 なぜ消費者の意識が違うのか、理由の一つを見つけたように思います。居間で食事をしながらテレビを見ていたところ、そこでちょうどドイツの慣行農法(化学肥料や農薬を使う一般的な農法)を行っている農家の劣悪な飼育状況が報道されていました。家畜を物のように扱う農家や、家畜のと畜のシーンがひどく印象に残りました。日本ではテレビでこのような放送を見たことはなかったので衝撃を受けましたが、こうしたメディアも少なからず影響していると思います。

 消費者にとって、生産状況を知ることは一つの権利であり、ドイツでは日本よりもメディアでそれを知る機会が多いのではないかと感じました。そういった点で、日本ではあまり多くは出回らない有機認証の食品が、こちらでは多く存在するのだと思います。有機食品に限ったことではありませんが、「ここの農場を応援したい」、「こんな農業を応援したい」と思えるような情報が消費者には必要なのだと感じました。

   

 このシュロスベルグホフには、3月中旬まで滞在し、その後は違う地域の農場に行く予定です。早いですが、春から始まる野菜栽培にむけて家の中では苗の準備も始まっています。2月には年末に来てくれたゲストがまた休暇を利用してくるとのことで、私も再会を楽しみにしています。

 1月はファームインのゲストが少なかったので作業もさほど忙しくはなかったのですが、2月には毎日のようにゲストの予約が入っているので、忙しい月を迎えることになりそうです。引き続き、農場滞在を楽しみながらここでの学びを深めていきたいと思います。


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最終更新日  2020.03.05 15:18:57


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