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カテゴリ:国際交流
こんにちは、国際課欧米交流係です 前回に引き続き、マサチューセッツ州で活躍する北海道に縁のある方をご紹介します。 今回ご紹介するのは、マサチューセッツ州ボストンで日本の女性リーダー育成プログラムの運営を行っている澤目 梢さんです。 渡米のきっかけなどをインタビューしましたので、ぜひ最後までお読みください ご出身と現在マサチューセッツ州でされているお仕事について教えてください。 道東の斜里町で育ちました。網走南ヶ丘高校、法政大学を卒業し、その後は米国の首都ワシントンにあるジョージタウン大学で修士号を取りました。初めは授業についていけず、泣きながら宿題を終わらせたりと散々でしたが、友人や教授に恵まれ無事、卒業しました。その後、就職のためボストンへ引っ越しました。アメリカは今年で16年目です。
マサチューセッツ州に移り住んだきっかけを教えてください。 英語や海外への興味は幼いころからあり、「日本と世界をつなぎたい」と小学校の文集に書いたそうです。しかし、近くに英会話教室もなく、インターネットもない時代だったので、苦労しました。小学校から12年間は、NHKラジオ英会話を毎日聞きました。本格的に英語の勉強を始めたのは大学からでした。 大学院卒業後に、最初に内定をもらったのはボストンのNPOからでした。団体運営の資金調達をするファンドレイザーを務めました。参加者500名、協賛40社、調達資金7500万円という大掛かりなイベントを毎年担当しました。現在は逆に寄付を提供する財団に勤務し、ボストンから日本の女性リーダー育成プログラムを運営しています。まさに小学校の文集に書いた夢をかなえることができました!
現地での生活の様子・海外生活の差を感じることはありますか? アメリカは日本に比べ、女性への社会的な暗黙の了解が少なく、女性が生活しやすい文化です。服装・ふるまい・話し方などの女性への固定観念があまりなく、アメリカの女性はより生き生きしているように見えます。
海外への強い興味を持ちながら、情報や機会が無い斜里で育つことはフラストレーションでした。しかし、今こうしてアメリカで生活できているのは、斜里での幼少期がルーツにあるからです。どれだけ長い間離れて暮らしても、斜里は私の誇りです。英語に限らず外国語と異文化を学び、海外で生活してみてください。異なった考え方に触れることは、視野を広げ、思考を豊かにします。様々な人と出会うことで、他者に寛容になり、自己が確立します。小学校の頃に描いた「日本と世界をつなぎたい」という壮大すぎる夢は、本当に叶いました。夢はかないます、絶対に。道産子であることを誇りに、世界へ羽ばたいてください。 澤目さん、ありがとうございました。
マサチューセッツ通信では、北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携30周年を記念し、 周年記念に関する行事やマサチューセッツ州の情報や現地で活躍されている方などを紹介していきます
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最終更新日
2020.10.01 14:48:55
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