こんにちは
総合政策部政策局総合教育推進課です
若者の海外留学を官民挙げて支援する
「ほっかいどう未来チャレンジ基金」
によりハンガリーで世界的に有名なピアニストのレッスンの受講により演奏技術の向上などを図り、演奏活動を通して北海道の音楽環境、音楽レベルの向上に貢献し、音楽にあふれた北海道を創ることを目指している文化芸術コース清水柚衣さんから7~8月の活動の様子が届きました
ハンガリーでの新型コロナウイルスの感染者数の伸びは以前ほど大きくなく、1日に20〜50人程度の新規感染者が確認され、現在の感染者は806人、累計感染者は5,098人となりました。
リスト音楽院が夏休みに入り、レッスンも原則休みになったので、9月から始まる新学期の修士課程に備えるため、7月下旬から一時的に日本に帰国していました。
ハンガリーにいる先生方と相談して新しい課題に取り組みながら、新学期に向けて練習をしています。また、自主的に決めた課題で4期※全てを含むプログラムも継続して練習しています。(※バロック、古典、ロマン、近現代)
日本に帰国してからも、後期に他の授業と重複していて受けられなかったハンガリー語の補講をSkypeを使ったオンラインレッスンにて継続して受けました。
先日は母校である岩見沢西高等学校から依頼があり、二年次選択音楽"演奏に親しむ"の授業にて演奏をさせていただきました。
ショパンのエチュードやワルツ、リストのメフィストワルツなど計5曲を演奏しました。
久しぶりの本番でコロナウイルス流行前とはまた違った緊張感があり、改めて自分の演奏と向き合う時間と第三者に聴いてもらう機会、そして指導者によるフィードバックのバランスの大切さを感じました。
一年ぶりの日本での演奏では自分の成長と変革、未熟な点を再確認しました。
また、今回は岩見沢西高等学校で音楽を担当する杉山佳寿子先生と「Francis Kayali氏による2台ピアノのための作品Idyll(2010)」の世界初演を行いました。
作曲家にとってもその作品にとって記念すべき初演を務めさせていただくことができ、大変貴重で光栄な機会でした。
シンプルですが大変美しく、愛をテーマにした優しい曲で、2台のピアノで演奏するとより深みと輝きがプラスされるような魅力的な作品です。
エネルギーに溢れた高校生と交流ができ、私もたくさん元気をもらうことができました。
ハンガリーへの入国は有効期限が残っているVISAとパスポートがあれば可能ですが、入国後は2週間国家警察に厳しく監視されるとのことでスーパーなどへの買い出しも一切が禁止されるとのことです。入国者の滞在先にはそれぞれ赤い紙が貼られ、毎日時間未指定で警察が確認に来るとのことです。
また今学期からはいよいよ修士課程としての勉強がスタートしますので、引き続き気を引き締めて頑張ります。
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