こんにちは! 新たに沿岸地域を担当することになりましたブログライターすこっちです。 どーぞよろしくお願いします。
そんなわけで、一発目は、毎年1月15日に大船渡市吉浜地区で行われる小正月行事「吉浜のスネカ」を見学させてもらいました。
「吉浜のスネカ」は、吉浜集落に受け継がれる地域行事で江戸時代から今に受け継がれているんだそうです。国が指定する重要無形民俗文化財の「吉浜のスネカ」は、2018年11月29日に、「来訪神 仮面・仮装の神々」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録されました。岩手県では早池峰神楽に次いで2件目の登録です。
今年はユネスコ無形文化遺産登録後の記念すべき初行事で、登録から日も経っていない事もあって、てんこ盛りの報道陣がつめかけていましたよ。

(出発式:勢ぞろいしたスネカ!)
さて、スネカをご存じない方のために軽くウンチクを!
この写真のように奇怪な仮面と藁、そして腰にアワビの貝殻の衣装をまとったスネカが、集落内の家々を回っては、「泣く子」や「怠け者」に凄んでみては、それを戒めて歩くというならわしです。「いい子にしますぅ!」と泣き叫ぶという、子ども達にとっては年に一度の恐怖の時間です。ですが、同時に、無病息災や五穀豊穣、豊漁をもたらす精霊でもあるのだそうです。

(スネカの来訪に恐怖で泣き叫ぶ子ども)
さて、このスネカを受け継ぐ主役は地元の中学生が中心。今年は24体のスネカが集落の300世帯程度を訪れて回ったそうですが、なんと、その19体が中学生! 伝統の継承のために頑張っています。
この行事は、ユネスコ無形文化遺産に登録されたこれからも、これまでの伝統を受け継ぎ、年に1度だけ、他人に見せるためのものではなく、あくまでも地域住民の行事として行っていきたいそうです。
これからも末永く、千年万年と、スネカが地域に幸せを運んでくれるといいですね。
お問い合わせ先
大船渡市教育委員会生涯学習課文化財係
0192-27-3111(内線292)