|
テーマ:まち楽ブログ(32197)
カテゴリ:★特派員(身延町専属ライター)さんの日記
身延町専属ライターの梅津です。皆さんこんにちは!
横根中の「桜清水祖師堂」には、日蓮聖人の杖から芽吹いたとされる桜の木があり、地域の皆さんの愛情に育まれて、現在3代目がすくすくと成長しています。 その脇の参道を登ると実教寺の本堂があり、 一段高い場所に、梅の木に囲まれたお墓が並んでいます。 個別供養墓と中央納骨墓(合祀墓)から成る「梅林廟(ばいりんびょう・永代供養塔)」。 核家族化などを背景に、墓地のない方、お墓の将来の維持管理を心配される方などを対象に造られたもので、宗派を問わないことから県外在住者の利用も多く、近年町内に越して来られた方々からの問い合わせもあるそうです。 野鳥のさえずりと、裏山を滑り落ちる小川の水音だけが届く場所。正面には富士川を望み、対岸では先日の台風で一部を失った線路の修復工事が行われていました。 碇と桜の花びらの描かれた墓前で静かに手を合わせるのは、町内にお住まいの小原さん。こちらにはご主人が眠られています。碇と桜はご主人の形見である短刀の柄からデザインされたもの。「ここは風が爽やかで、とても気持のよい場所。主人もきっと心安らかなことと思います」 「生前交流を通じて親睦を深め、亡き方々をともに供養していきたい」(実教寺住職・石川正雄さん)として、年に数回、供養祭が開かれています。この日も本堂には柔らかな木鉦の音が響いていました。 観音像や、見事なしだれ桜もある実教寺。境内が春の花の香に包まれるころ、またゆっくりと散策に訪れたい場所です。 ■実教寺(梅林廟) 南巨摩郡身延町横根中1677 TEL.0556-62-0069 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.10.13 09:30:43
[★特派員(身延町専属ライター)さんの日記] カテゴリの最新記事
|