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身延町専属ライターの梅津です。こんにちは!

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年の瀬ですね。

今日のパワースポット案内は、旧きよき民家でのお正月を伺いに、湯之奥にある門西さんのお宅を訪ねました。

下部温泉から、下部川沿いに車を走らせて10分あまり。湯之奥の集落は、石畳の小道を囲んで建つのどかな家並みでした。

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坂道を登った先に、火の見やぐらが。そのとなりの茅葺屋根が、

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「門西家(もんざいけ)住宅」。国指定の重要文化財ですが、現在も門西正勝さんのお住まいです。

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玄関を入った所に、見学に訪れた人が名前を記す帳面があることと、

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土間の中央にガラスケースが置かれており、骨董品が展示されていることが普通の民家とは異なるところ。

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ガラスケース以外にも、門西さんのお宅には古いものが所狭しと並んでいますが、これらは江戸時代にこの地で名主を務め、湯之奥金山や山林の管理に当たってきたご先祖が残されたもの。

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道具の説明をしてくださる門西さん。

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台所から居間(あがりば)へと続く広間。10人家族の中で育った門西さんにとって、囲炉裏は家族だんらんの思い出そのものです。

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囲炉裏にくべる薪はナラ。長年林業に携わってきた門西さんが、今も裏山から切って来られます。「じわじわ燃えるから、一本でかなりあったまるよ」

天井がなく、屋根が高い造りなので冬の寒さは厳しいですが、囲炉裏に火を入れると煙が回り、たちまち家中が温かくなるそう。

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大切にされているのは家だけではありません。流し台の上にも、

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食器棚にも、

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囲炉裏の上にも神さまがいて、お水が供えられています。「神さんは家を守ってくれるものだからね」。お正月にはお水がお酒にかわります。

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お餅もついて供えてきました。こちらは以前に使われていた木の臼。

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かまども現役です!「火をおこして炊いたご飯は味が違うよ♪」

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茅がどっさりと載る入母屋造りのこの家を、長年支えてきた柱たち。

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そして、門西さんのお気に入りはこちらの縁側。12月でもおひさまがぽかぽかです。洗濯物もあっという間に乾くそう。

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「集落を出ていく人も多くて最近は寂しくなったけど、空にも山にも近くていいところだよ。物も家も、思い出の詰まったものからはなかなか離れられないね。古いものをこれからも大事にしていきたいと思う」(門西さん)

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「お正月には仏さんたちも家の囲炉裏にあたりたいだろうから」と、黒光りする柱に囲まれて、今日もお掃除に精を出す門西さんなのでした。

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■門西家住宅

山梨県南巨摩郡身延町湯之奥255
お問い合わせ・身延町教育委員会TEL.0556-20-3017

※江戸時代中期の建物。かつては下部から静岡県猪之頭へと通じる間道が門西さんのお宅の前を通っていました。家の規模が大きく、整然とした梁組構造と木割が太いことなどが特徴。台所には鉄砲床もそのまま残されています。昭和39年に国の重要文化財に指定。見学をされる際は、住宅内か裏の別棟にいらっしゃる門西さんにお声をお掛けください。
門西さん、暮れのお忙しいなかご協力いただきありがとうございました。






最終更新日  2011.12.17 16:07:42
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