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テーマ:まち楽ブログ(32201)
カテゴリ:★特派員(身延町専属ライター)さんの日記
身延町専属ライターの梅津です。皆さんこんにちは!
受験シーズンですね。 勉強の合間にこのブログを読んで下さる方もいらっしゃるかもしれません。 そこで、今日のパワースポット案内は、大変な勉強家として知られ、現在は学問の神様、目の神様として崇められている一人の上人の物語をご紹介します。 絶品の「ゆば御膳」が評判の宿坊「行学院 覚林房」は、久遠寺第11世法主・日朝上人が、今から550年ほど前に開いた塔頭寺院です。 境内には「日朝堂」の名で呼ばれる、美しいお堂があります。 伝承によると幼い頃からとても利発であったという上人は、8歳で出家。日々勉学に励み、比叡山延暦寺に学んで天文数学など様々な学問を修めました。 久遠寺の法主となったのは41歳の時。このころ久遠寺は日ごとに増す参拝者に対し、手狭で不便な場所となっていました。そこで上人は寺の発展のために伽藍の移転を考案します。 事業は大掛かりなものでしたが、数年後、無事に現在の場所へ移転が完了しました。 三門から菩提梯までの見事な杉林は、上人お手植えのものと伝えられています。 覚林房42代目住職の樋口是亮さんに、日朝堂を案内していただきました。 思わず息をのむ艶やかな天井彫は、350年ほど前に職人の手によりこの場所で彫られたもの。 「4代将軍徳川家綱が幼い頃に目を患い、日朝上人に願を掛けたところ平癒したことから、お礼にと徳川家より贈っていただいたものなんです」と樋口住職さん。 家綱の喜びが伝わってきますね。 周りを囲む天女や鳥の豊かな表情、鮮やかな色彩にも目を奪われます。 日朝上人は寺院移転事業のほかにも、宗門の統一、学生教育の確立、身延山の整備拡張など様々な事業を成し遂げ、日蓮上人の遺文の注訳書など500巻におよぶ膨大な著述も完成させました。 寝る間も惜しんで勉学に勤しむその姿から、上人は当時「日蓮上人の再来」とも言われたそうです。 しかし、これらの激務がたたり、上人は65歳の時に両目を失明してしまいます。ところが「まだやり残した仕事がある」と一日に一万回「お題目」を唱えるなどして願を掛け、3年後に奇跡的に視力を取り戻します。 再び弟子の教育や著述に励む毎日となった上人は「眼病消滅本尊」を記し、「私の死後に眼病で悩む人がいたなら、その人の患いを除こう」と誓いを立てられました。 (存命中に作られたと伝えられる日朝上人座像) これが「学問の神様」「目の神様」と呼ばれる所以であり、お寺には上人の業績を讃え、またその崇高な人柄を偲んで全国から多くの人が参拝に訪れています。 「覚林房」では、日朝上人直伝の目薬「日朝水」も販売されています。目の疲れやかすみ目に効果があるそう。日朝さまも愛用されたのかなと想像しながら使うと、効果も倍増ですね♪ スッキリとしたさし心地です。 そして、こちらはオリジナルの健康茶「日朝茶ん(にっちょうちゃん♪)」 メグスリの木、スイカズラ、キクの花のエキスに、ほどよく緑茶をブレンドした、目にも心にも優しいお茶です。 仕事の合間、勉強の休み時間にこのお茶で一服を。日朝堂にて眼病平癒の御祈祷済みです 「受験生の皆さん、勉強がんばって」と、サンダルで遊ぶのが大好きな看板犬のごえもん君(白柴)も応援してくれています♪ ■行学院 覚林房(日朝堂) 山梨県身延町東谷3510 TEL.0556-62-0014 http://www.fujikawa.or.jp/~higuchi/kakurinbo/ ※目薬「日朝水」600円、「日朝茶ん」16パック入り1000円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.02.10 17:03:33
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