2016/06/04(土)22:25
肥料を撒きました!
こんばんは、あけぼの大豆君です
6月2日(木)
圃場を4区画にわけて、それぞれ異なった種類の堆肥・肥料を撒きました。
大豆は、肥料をたくさん与えすぎると葉や幹ばかりが成長してしまい、豆が小さくなってしまうとよく聞きます。
ただし、ここの圃場については元々遊休農地であったため、草が生えていた土を埋めて、2~3m掘り越した土を表面に敷いています。そのため土を検査した結果、窒素や養分が極めて少ないということが判明!
ということで、今回はかなり多めに堆肥・肥料を入れることになりました。
★第1区画(484.3m2)
(1)被覆尿素肥料(商品名:LPコートS120)→5kg
(2)発酵牛糞堆肥(商品名:ふじのみのり)→150kg
(3)BMようりん→50kg
(4)けい酸加里→10kg
(5)炭酸苦土石灰肥料(商品名:マグダイヤ)→50kg
(6)微量要素肥料(商品名:FTE)→2kg
★第2区画(482.1m2)
(1)発酵牛糞堆肥(商品名:ふじのみのり)→210kg
(2)くみあいエコ化成13号→40kg
(3)BMようりん→50kg
(4)炭酸苦土石灰肥料(商品名:マグダイヤ)→50kg
(5)微量要素肥料(商品名:FTE)→2kg
(6)後日追肥をする予定。
★第3区画(479.1m2)
(1)くみあいエコ化成13号→40kg
(2)BMようりん→50kg
(3)炭酸苦土石灰肥料(商品名:マグダイヤ)→40kg
(4)微量要素肥料(商品名:FTE)→2kg
★第4区画(483.5m2)
(1)発酵牛糞堆肥(商品名:ふじのみのり)→240kg
(2)くみあいエコ化成13号→40kg
(3)BMようりん→50kg
(4)炭酸苦土石灰肥料(商品名:マグダイヤ)→60kg
(5)微量要素肥料(商品名:FTE)→2kg
素人目から見ると、すでに立派な圃場が完成したものと思っていましたが。
この大量の肥料を撒くことで、立派な大豆が育つ土に生まれ変わるのですね。
前日にJAさんが畑まで運んできてくれたそうです。
ありがとうございます。
正直、牛糞堆肥と石灰以外は全くなんの効果があるか知らないものばかり。。
この肥料は水に溶けて土に浸透するのではなく、25度以上になると土に浸透する肥料と言っていました。
肥料の袋を各区画に配分していきます。
袋の一部分を切り残しておきます。
切り残しておいた部分をつかんで、袋を左右に振りながらまずは牛糞堆肥を撒きました。
山梨県峡南農務事務所の方にご指導いただきながら、3人で作業しましたが、なかなか体力のいる作業でした!
その後、各種肥料を畑一面にパラパラと撒いていきます。
最後、トラクターで耕うんして本日の作業完了!
天気が良ければ、来週の6月9日(木)に播種(種まき)をします!
あけぼの大豆は極晩生(ごくばんせい)の品種なので、種をまく時期も収穫の時期も遅いのが特徴ですが、標高が高い地域のため少し早めに種をまくそうです。
先日の勉強会では、高地では6月中旬がベストと言っていました。
曙地区や大須成地区では昔から「栗の花が咲いたら、は種をする」という播種時期の決定方法が伝わっているそうです。ちなみに、平地での播種の時期は、6月下旬~7月上旬にかけてが良いと言われています。
その他、勉強会で教えていただいた栽培のポイントです↓
適度な土壌水分があるときに播種すること(雨が降ってから4~5日後が播種に適しているそうです)。
また、播種後に大雨が降ってしまうと発芽不良になる可能性があるとのことでした。
※発芽適温は30~35度(15度以下では発芽遅れや発芽不良となる)
※開花適温は25~30度
圃場の選定について↓
〇排水がいい・・・地下水が高い圃場では、根の生育が悪くなり収量が低下するそうです。
〇耕うん破土しっかり行う(大きな土の塊などないように)・・・細かい粒子でキメが整った圃場は、発芽率がアップ。
〇前作の窒素肥料がたくさん残っていないこと・・・土壌中の窒素成分が多いと枝葉ばかり大きくなり、収量が低下するそうです。
あとは、出来るだけ良い種子を使うことや、除草作業、鳥獣外対策を徹底することが重要とのことでした。
それでは皆様良い週末を