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やまなしブランド公式ブログ 山梨県知事と職員のブログ~やまなしものがたり

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みなさん こんにちは
週末編集長の仲田です。

《ビタミンJ》山梨ジュエリー物語の続きです。


 
『これは親に手伝ってもらったな』 松沢安行 ワイズジュエリー
(第6話)

3 個性的なデザインの裏舞台

デザイナーとして育つ


 大学を出た松沢さんは、知り合いの紹介で石川宝石に就職する。山梨で働くことだけを考えての就職だったが、これが松沢さんを大きく育てることになる。当時、石川宝石はミキモトのデザイン室長の小竹さんを招聘し、デザインに力を入れはじめていた。山梨でそういう環境がある会社は、石川宝石だけだった。

 石川宝石では、入って1、2年は、勉強期間というような感じがあり、職人も親方について勉強したし、デザイナーも師匠について勉強した。だから、職人も腕がよくなったし、デザイナーも仕事ができるようになった。




▼松沢さんのデザインで一番印象に残っているのは、石川宝石の時の網の目のような繊細なブローチなんです。あのイメージはすごく鮮烈でした。あれは作るのに難しいらしいですね。

「難しいですね。当時は自由にいろいろやらせてもらっていました。サラリーマンとは思えないようにやっていましたから」

▼そうですか。よかったですね。

「でも、そうでないと、やっぱりダメなんですね。本当はサラリーマンでも」

▼クリエイティブな仕事についてはたぶんそうだろうと思いますね。そして、そのことについてはそれなりに自分の中である論理があるんです。例えば、じっと机についていたら、もったいないじゃないですか。今日は仕事が済んで、時間がぽっと空いているとする。そしたら、じっと机についていてもしょうがないから、いい加減にして外に出る。これのほうが、ずっとクリエイティブな結果につながりますね。こちらの方が会社のためであると。

「やはり、どちらかというと感覚的フリーだったり、心のフリーだったり、そういうことですよね。それが大事だと思います。それがないとクリエイティブになんかなれませんよ」

▼1つデザインを考えるのも作るのにも、実はその裏にはとんでもないくらいの時間がかかる。その時間をいかにつくっていくかということなんでしょうね。




 しかし、現実には部分的な仕事だけを任せ、結果的にそれだけしかできないというような分業のシステムになっているところが多い。

「うちの会社でちょっと作るほうを増員したいなんて思って求人なんか出すでしょう。それで応募に来ても、何をやっていたかといえば、指輪のこの部分を作ることをやっていましたと。そういうことしかできない。うちなんか全部できなきゃダメだから、『経験が10年あります』なんて言ってきたって、全然使えないんです」

 松永真というグラフィックのデザイナーが資生堂にいたころ、やはり2年間くらい、毎日、資生堂のロゴばかり描かされた。そういう教育は、今は少なくなっている。大企業でも即戦力。だから、みんなちまちまし、トータルに考え行動できなくなっているのではないか。

(続く)






最終更新日  Jul 17, 2010 11:27:13 AM
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