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やまなしブランド公式ブログ 山梨県知事と職員のブログ~やまなしものがたり

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『これは親に手伝ってもらったな』 松沢安行 ワイズジュエリー
(第8話)

4 トータルなデザインへ

仕入れから始まるデザイン


 自分で思ったとおりのものを作れるというのは、やはり自分が経営者という立場にいるからだ。普通の会社では、仕入れの担当者が石屋さんと交渉して、本当は5万円のところ3万円だからと仕入れる。そして、それをデザイナーにデザインさせ、職人が作る。そして、営業がその商品を売るという役割分担になっている。

「うちでは、石屋さんが『これは安い』と言っても、イメージのわかないものは買わないし、多少高くてもこれはおもしろいとなれば買う。よそでは買わないというようなものでも買います。そういふうに仕入れからできるということが、こういう小さい規模でやっているメリットなんです」

 松沢さんのところのように、仕入れから直接売るところまでをデザイン中心でやっているところは日本ではまだあまりない。本当は、装身具、宝飾品というのは、そういうものだろう。とういのも、今お客さんが求めているのは、50万円という価値のある石ではなく、自分を表現するのに必要なデザインだからである。

「ちょっと優秀なのが一人いましてね。今デザインはもちろん仕入れとかいろいろなことをトータルに勉強させています。石川宝石にいたときには、自由にやらせてもらったといってもやっぱりデザインだけなんですね。それで、トータルに覚えるのに15年かかったという感じなんです」

 宝石デザインにおいてはジュエリーに物語性を持たせることが命であるため、仕入れから販売まで全部の知識がないクオリティの高い物語が生まれない。言い換えると、トータルに物事を捉えるなかで、クリエイティブなデザインが生まれるといってもいい。

 今はマーケティング重視の傾向が強すぎる感がある。本来、数字はそれだけでは語りはしない。売れたか売れないかというのは、数字はちゃんと示すが、これがいけそうだというのを示すことはない。それは数字以外のところで読み取るしかない。だから、デザインの段階で売れるなという感触があるというのはとても大事なことだ。

(続く)






最終更新日  Jul 19, 2010 08:53:05 AM
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