「けいちゃん」の食べくらべ

 梅雨シーズンで、寒暖の差の大きい日が続いております。 先だっては、岐阜県内にも記録的短時間大雨情報が出ておりました。 今回は、「けいちゃん」の食べくらべに挑戦してみました。 「けいちゃん」とは、鶏肉をみそやしょうゆに漬け込んだもので、岐阜県を代表する食材の1つとして、全国的な知名度も上がってきているようです。 （実は、私もこのブログで過去２回取り上げておりました。）「鶏ちゃん合衆国」も建国されており、お店や商品、イベントなどの紹介がされております。 （ ホームページ　http://keichan-us.com/　）   今回は、３種類の「けいちゃん」を購入し、食べくらべてみました。左側の写真の「萩屋ケイちゃん」は、下呂市萩原町の「(有)萩原チキンセンター」の商品です。 １袋３３８円（税抜）で、ピアゴ（アピタなどと同じユニーグループのスーパーマーケット）で販売されておりました。（みそ味としょうゆ味がありました。）右側の写真、右側の「ケーちゃん」は、下呂市馬瀬の「村山チキンセンター」の商品です。 １袋３２２円（税抜）で、三心（岐阜県に多くあるスーパーマーケット）で購入しております。（前回ブログで取り上げたときは、「バロー」で購入していました。）その左側の「めいほう鶏ちゃん」は、郡上市明宝の「(株)明宝家」のものです。 お土産ふうのパッケージになっており、１袋４５８円（税抜）。東海北陸自動車道川島サービスエリア（世界淡水魚園）にある売店、「ギフベスト」で販売されておりました。ちなみに、「けいちゃん」の表記は、３種類とも異なっております。 （今回の記事では、「けいちゃん」と表記しておりますが・・・）   今回買い集めた「けいちゃん」を並べております。 １袋２５０グラム入り（めいほう鶏ちゃんは２００グラム）でしたので、合せて１キロ超あります。 （ちなみに、写真の左のほうに写っているのは、宮春（高山市清見町夏厩）の「枝豆とうふ」です。）食べくらべは、キャベツと合せて焼いた「けいちゃん」（いずれも「みそ味」）と、から揚げ（写真の奥の両端）で行っております。   白いお皿（集合写真は右手前）は、「馬瀬のけいちゃん」。 鶏肉の色が濃い目です。みそ味ですが、しょうゆの辛さが主張しています。昔ながらのけいちゃん、といった感じがする一品です。青いお皿（集合写真は左手前）は、「萩原のけいちゃん」。 馬瀬と比べ、鶏肉の色が薄いことがわかります。特徴は、柔らかい食感。けいちゃんは普通、鶏の胸肉を使っているようでうすが、これにはもも肉も入っています。味は、馬瀬に比べるとかなり薄めですが、やさしい感じのする一品です。写真は下になりますが、ピンクのお皿（集合写真は中央奥）が、「明宝のけいちゃん」になります。 鶏肉がしっかりしている感じがあり、今回の３種類の中では上等な印象を受けました。味も、馬瀬ほどしょうゆが主張せず、萩原よりはしっかりしており、ちょうど良い感じがありました。   もう一品の「けいちゃんのから揚げ」は、最近見かけるようになった料理です。 実は、サッカーＪ２「ＦＣ岐阜」の試合会場にある屋台村で売られていたのを食べてみて知りました。 鶏肉に味がついているので、片栗粉だけをつけて揚げてあります。色からみても違いがわかるかと思いますが、左が「萩原のけいちゃん」、右が「馬瀬のけいちゃん」です。 先ほど薄味感覚かと思った「萩原のけいちゃん」ですが、から揚げにすると大変おいしくいただけました。 「馬瀬のけいちゃん」のほうは、一層しょうゆの味が濃くなる感じです。今回は、３品を私と嫁さんだけで食べくらべましたので、非常に偏った評価だとは思いますが、思ったより味や食感の差があることはわかりました。 いろいろ食べくらべて、好みの一品や、作りたい料理に向いた一品が見つかればと思います。   ちょっときれいに写っておりませんが、左の写真が「けいちゃんやきそば」（馬瀬のけいちゃん使用）、右の写真の左側が「けいちゃん丼」（明宝のけいちゃん使用）、右側が「けいちゃん焼うどん」（萩原のけいちゃん使用）です。けいちゃんやきそばも、最近あちこちで見かけるようになりました。 しょうゆ味の焼きそばがお好きな方にお勧めです。 関西風の味がお好みの方は、けいちゃん焼うどんのほうが良いかもしれません。 けいちゃん丼は、温かいうちにどうぞ。実は今回、写真に写っている料理を２人で完食しましたので、美味しかったとはいえ大変でした。とはいえ、岐阜県を代表する料理（食材）の１つとなってきた「けいちゃん」。 誰にも喜ばれる味の一品かとは思いますので、皆さんもぜひ食べてみてください。（末筆ながら、食べくらべの評価が非常に個人的な感覚によるものであることを、再度お断りしておきます。） あおさん