|
多治見市と言えば、今年の夏も、その暑さが日本有数であることが、度々、テレビ等でも取り上げられておりますが、しかし、それだけではありません。 多治見市は美濃焼の産地としても有名であることは岐阜県に関わりのある者ならば、知らない人はいないことでしょう。 今さら、美濃焼か、とおっしゃる方もいらっしゃるかと存じますが、実際に行ってみると望外の発見があるものです。 今回、訪れたのは、多治見市市之倉町です。 中央自動車道を多治見インターで下りまして、国道248号を愛知県瀬戸市へ向かい、15分くらいで到着します。 市之倉町は、多治見市の南端で、愛知県瀬戸市と接しており、昔からさかづきの産地として有名で、多くの陶芸作家を輩出したことでも知られております。 まずは、「市之倉さかづき美術館」に向かいます。 入場券が必要ですが、後で訪れる予定の「幸兵衛窯」とセットの共通券があり、お得なので、この共通券を購入します。中学生以下は無料です。 1階は、さかづき展示室です。市之倉で生産されたさかづきが展示されており、非常に薄く作られたさかづきは、光を当てると「すかし」が浮き出るものなど、小さくても高い技術によって作られたことが理解できます。 2階は、巨匠館になっており、地元出身の人間国宝など8人の巨匠の作品が展示されています。 こちらの美術館には、ミュージアムショップもあり、地元の陶芸作家の手による一品物をはじめ、木工、ガラスなどのクラフト作家の作品がボックスギャラリーの形で展示されています。 また、地元多治見市の地酒や銘菓も取り揃えられています。 次に、「幸兵衛窯」に向かいます。 ここは「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で二つ星「寄り道する価値がある」を獲得しています。(石碑は「さかづき美術館」にあります。) 「本館」の受付で入場券を確認してもらいます。来訪が初めてであること話すと、受付の女性の方は、丁寧に、建物の配置、展示の内容について説明してくださいました。 ここからは、私の拙い説明よりも写真をご覧ください。 「本館」1階、「幸兵衛窯」のテーブル・ウェア 「本館」2階、人間国宝である加藤卓男先生の作品 「常設蔵出し市」 「古陶磁資料館」 この後ろには座敷があり、その裏庭には、穴窯があって、現在も使用されているとのことです。 2階には階段箪笥で登るようになっています。
さらに、「工芸館」もあって、当代、七代加藤幸兵衛先生の作品を中心とした展示があります。 「古陶磁資料館」と「工芸館」の間には、「サロン壷中堂」があり、「幸兵衛窯」作のカップを使用して、コーヒーが飲めるようになっています。(セルフサービス・有料)
うろちょろしていると、もうお昼の時間が来てしましました。 せっかくなので、美術館の隣にある「石窯ピッツアMOON」に行くことにしました。 薄焼きピッツアで有名で、ランチ、ディナーが楽しめる、イタリアンのお店です。 ランチのセットがあったので、これを注文します。ドリンク、サラダ、ピッツア又は、パスタ、それとデザートが付いてきます。ピッツアを2種類、パスタを2種類注文して、4人でシェアしました。料金を追加すれば、ピッツアはLサイズに、パスタは大盛りにできます。食べ盛りの子どもがいる我が家は、迷うことなくサイズ変更しました。 ピッツアの生地はパリパリ、チーズはアツアツのもちもちです。パスタは、ソースもおいしく、アルデンテの歯ごたえがよい感じです。
デザートは3種類がワンプレートに盛り合わせられています。(バナナのセミフレッド、カタラーナ、グレープフルーツのゼリー) 上品な甘さで、こちらもおいしいです。
全体として、ボリュームもあって、大変満足しました。
今日は、これだけしか訪問できませんでしたが、市之倉は、多治見市に3つあるオリベストリートの1つとなっていますし、見学ができる窯元も多く、街並みを散策するもの楽しそうです。 芸術の秋になり涼しくなったら、一度訪れて見られては如何でしょう。思わぬ再発見があるかもしれません。 JK お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 14, 2015 09:07:38 AM
[本日のおすすめ(東濃地域-多治見・恵那等)] カテゴリの最新記事
|