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カテゴリ:本日のおすすめ(飛騨地域-高山・下呂等)
JR高山本線は、岐阜から富山まで岐阜県内を縦断する225.8kmの路線です。 名古屋からは、特急「ワイドビューひだ」が平時で10往復運転される観光路線です。繁忙期には臨時増発されます。 先頭車両の最前列からは、前方の様子が眺められます。鉄道ファンでなくても、楽しめます。
途中には、沿線に飛騨高山、下呂温泉、飛騨古川など観光地があります。 また、足を延ばすと奥飛騨温泉郷、飛騨小坂温泉郷といった温泉地や、白川郷、飛騨神岡、馬瀬川、天生湿原などの行楽地、北アルプス(穂高岳、槍ヶ岳、乗鞍岳)、御嶽山、白山への登山口など見どころ満載です。 路線は、太平洋側は木曽川その支流の飛騨川沿いに、日本海側は神通川その支流の宮川沿いに走る風光明媚な眺めでも有名です。 高山本線の列車に乗ると、四季折々に、車窓からの景色を楽しめます。
飛騨川は、下呂市金山町で馬瀬川と合流しますが、それより上流部は、別名、益田川(ましたがわ)と呼ばれています。 高山本線敷設当時は、川の正式名称は益田川で、馬瀬川と合流した下流のみが飛騨川でした。 それが、昭和39年に河川の法律が変わり、今では、全て上流まで飛騨川に統一されました。 そんな難しい話はともかく・・・・・・、車窓に見入ってします・・・。 と、いう事は・・・。 逆に、自然の中を走る列車を入れた風景も素敵なはず・・・。
そーなんです そんな風景を撮る事が出来るということで、鉄道ファンの中では、高山本線は撮影地として全国的に有名で、撮影地ガイドも出版されているくらいです。 で、数ある撮影地の中で、今回は飛騨小坂駅~渚駅間を取り上げてみます。 ちょうど高山本線の中間点(112.9km)地帯です。
飛騨小坂~渚間には、飛騨川(益田川)に架かる鉄橋が6ヶ所あります。第12益田川橋梁から第17益田川橋梁の6つです。 高山本線の開通は昭和9年ですから、鉄橋名は、昔からの益田川の名前がついています。
この中で、特に有名なのが、第15益田川橋梁です。(飛騨小坂から高山方面へ4つ目の鉄橋) この鉄橋の少し高山寄りには、急峻な斜面の間に、川を渡らない鉄橋が2つあります。 また前後して、雪覆・落石覆があり、良いアクセントとなっています。 この付近を撮った写真は、時刻表の表紙にも、たびたび登場するほどです。 ご覧になった方もあるかもしれません。
昨年秋、高山本線開通80周年の際は、記念列車が走っていたのですが、この付近には100人以上の人だかりが出来て、カメラの大放列でした。 これは、その時の状態の写真です。
ちなみに、その時の記念車輛「ラッピングひだ」はこちら。(撮影場所は飛騨小坂駅) それと、同時期に記念ヘッドマークを付けたキハ40系の「さわやかウォーキング」号。(撮影場所は下呂駅) ヘッドマークには、ミナモとさるぼぼが載っていました。 その後、この旧国鉄時代からの車輛キハ40系が、今年6月末で引退したのですが、その時期も、第15益田川橋梁付近では、他県ナンバーの車などが多く停まって、写真を撮っていました。 その時のキハ40系の最終日の運転。(さようなら。お疲れ様でした。) この車輛は、引退後、ミャンマーに運ばれ、現地で運行を始めました。 この事はNHK等の全国ニュースでも放送されたので、ご存じの方もあろうかと思います。
さて、高山本線の話に戻って、別の鉄橋。 これは、第13益田川橋梁で撮ったのですが、ここは、先ほどの第15益田川橋梁に次ぐ人気スポットです。 この場所からの写真も、JR東海のパンフレット冊子の表紙になりました。
もう1ヶ所。飛騨小坂駅です。 飛騨小坂駅は、丸太造りの駅舎として有名ですが・・・。(中央本線の大月駅とで東西の横綱) 飛騨小坂駅は、高山本線では唯一島式ホームで、上り線と下り線の間にホームがあります。 更に、駅舎とホームは跨線橋でなく地下道で結ばれています。 こんな構内配線なのも、写真被写体となる要因ですね。 撮影地としては、鉄橋では、他に、第14益田川橋梁、第16益田川橋梁、第17益田川橋梁も人気があります。 これは、第14益田川橋梁。
行楽シーズンや、春・秋の高山祭の際は、特急「ワイドビューひだ」も増設され、最大10輌編成で運転されます。 また、その間に、2輌~4輌編成の普通列車(キハ25系)走っています。
鉄道ファンはもちろん、そうでないあなたも、撮影にチャレンジしてみてはいかがですか
なお、撮影に際しては、民有地に勝手に入ったり、通行の妨げになる駐停車をするといった行為のないようにお願いします。 また、「撮影に邪魔だから」と、勝手に木を切ったり、物を破壊したり、動かしたりするのは犯罪行為です。 更に、線路に入るのは大変危険です。絶対にやめましょう。 マナーを守って、撮影しましょう
―追伸― ここで、耳より情報 濃飛バスでは、昨年から「高山本線撮り鉄きっぷ」を2,000円で発売しています。 バス路線の高山下呂線(下呂バスセンター~高山濃飛バスセンター間)が2日間乗り降り自由な、大変お得な乗車券です。 下呂温泉も域内に入っています。 全国的に、バス会社が、このような切符を発売するのは、珍しいですね。 車を持っていない、車で行くには遠いなど、今まで、二の足を踏んでいた人も、躊躇なく撮影に出掛けましょう
濃飛バス http://www.nouhibus.co.jp/new/toritetukippu.html 高山濃飛バスセンター TEL 0577-32-1688
なお、紹介した撮影地のバス停は、以下のとおりです。 第15益田川橋梁は、榧原と松尾のバス停の間です。 第13益田川橋梁と第14益田川橋梁は、無数原が最寄りバス停です。 飛騨小坂駅俯瞰場所は、小坂小学校が最寄りですが、10分ほど歩きがあります。
飛騨小坂~渚間以外でも、多くの撮影ポイントがあります。 探してみてはいかがですか。 春夏秋冬いつ見ても、素晴らしい路線だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 10, 2015 09:17:36 AM
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