奥の細道結びの地
皆さんは大垣にある、奥の細道結びの地をご存じでしょうかかの有名な松尾芭蕉「奥の細道」で結びの句を詠んだ場所です。今回は、大垣、水門川沿いにある松尾芭蕉の句碑をたどって「プチ奥の細道」をご紹介したいと思います句碑は大垣駅南口から東へ進んだ愛宕神社前から始まります。一先ずお参り ちなみに横に見える倉庫は、大垣祭りの際に使われる山車がはいっています。水門川沿いにも他にいくつかあるので、句碑を見ながら探しても面白いですここから川沿いに句碑が22基建てられています。このように、それぞれ隣に解説板があり、俳句に詳しくなくても当時の情景を思い浮かべることができるので、十分楽しめます。 知らない俳句もたくさんありますが、こちらの二つは聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。「さみだれを あつめてはやし 最上川」 「夏草や 兵どもが 夢の跡」 小学校のときの総合学習を思い出しながら歩いていきます。懐かしいですね…途中には5月の大垣祭りで山車の奉納が行われる八幡神社があります。私が訪れたときはちょうど七五三のご祈祷中でした。こちらもお参り。 境内に自噴水も湧いてますよ。 さて、そのまま水門川に沿って歩いていくと、ヒノキのいい香りが… こちらは、升を作っていらっしゃる、大橋量器さんです。直営店では、升はもちろん、升を使ったおしゃれな小物も購入できます。一味違う升を求めて、立ち寄ってみるのも楽しいですね。さて、寄り道しながらようやく結びの地に到着。松尾芭蕉と河合曾良の銅像が建てられています。「蛤の ふたみにわかれて ゆく秋ぞ 」この句を詠んで、松尾芭蕉は伊勢へ向けて旅立ちました。 ここで、プチ奥の細道体験は終了です。写真を撮りながらでしたので、おおよそ2時間半ほど。次の週末は、句碑を読みつつ風流な大垣観光はいかがですか句碑だけでは足りないと感じた方は、松尾芭蕉と曽良の銅像の西側にある「大垣市奥の細道むすびの地記念館」内にある「芭蕉館」もおすすめです。実際の「奥の細道」を現在の場所と比べながらたどったり、当時の装束を間近でみることができますよ。○(有)大橋量器 直営店・升工房升屋所在地 :〒503-0908 岐阜県大垣市西外側町2丁目8番地TEL :(0584)78-5468営業時間:平日 9:00~18:00 土日 9:00~17:00HP :http://www.masukoubou.jp/masuya.html○大垣市奥の細道むすびの地記念館所在地 :〒503-0923 大垣市船町2丁目26番地1TEL :(0584) 84-8430開館時間:9:00~17:00入館料 :一般:300円、団体:150円、年間:1,000円HP :http://www.ogakikanko.jp/spot/kinenkan/