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テーマ:まち楽ブログ(32198)
カテゴリ:散歩
名古屋で映画を見た帰りだった。
映画など、めったに見ぬ小生だが...、
その映画とは、ある精肉店の記録映画。何かと巡りあわせたようだった。
とにかく、肉が食べたくなり、岐阜に帰ってきたが、
と、その前に、前回のブログ、
http://plaza.rakuten.co.jp/machi21gifushi/diary/20131225/
のつづきを。
酒と旅を愛する小生...、
前回は、「岐阜市神田町から鷺山までの道をぼちぼちと。」、歩いていたが...、
結局、岐阜小学校の南にある洋館のそばで、日没をむかえた。
本日は、この白亜の洋館から、少し回り道をしながら、鷺山まで。
洋館からすぐのところで、こんな看板を見つけて、足を止める。
「王冠製作所」。王冠やコルク栓を専門に作っていたようである。
最近では、手にする飲料と言えば、ペットボトルに詰められたものがほとんどで、王冠を見るのはビール瓶くらいだろうか。
少し回り道をすると、ちょっとした憩の場がみえてくる。
大きな桜の木があり、「もう少し」と、春を待っている。
そして、見慣れた風景、
金華山と岐阜城、長良川。
川側がほとんど垂直に立つ堤防の上を歩き、金華橋に向かう...、
と、この堤防の上は、少し変わった形をしている。
堤防の上には柱のようなものがあり、その柱のようなものには、溝が切られている。
これは、「角落とし構造」というもので、長良川の出水時に、この堤防を水が超えるような危険がある時には、この溝に畳を挟み込み、嵩上げできるようになっていると。
昭和初期に考案されたもので、この堤防はその名も「畳堤」と呼ばれる。
長良川とともにある岐阜の町ならではのものである。
こうしたものと出会いながら...、金華山を眺めながら...、
歩く。
金華橋を渡り、長良川を北に行くと、そこは川北と呼ばれるところ。
ほどなく、岐阜メモリアルセンターという運動競技施設群がある。
さらに行くと、道路の先が、ぐんと盛り上がり、また下がっていくところがある。
どうやらここも、堤の名残のようである。
なんとか、陽が落ちる前に鷺山の麓にたどり着く。
さて、肉を...。
グリル&ミートストア「ブッチャー」。
肉をいろいろにして食わせてくれる「肉の店」である。
肉へのこだわりは言うに及ばず、毎月29日はゴロを合わせて肉の日、電話番号は「2941(にくよい)」、さらに店の住所までが29番地という店。
店の入り口には、肉にまつわる調理器具が並べられ、外観ともに、一見、雑貨店のようであるが、肉の店である。
導かれた店内は、天井が高く、開放的な空間が広がり...、 そんな肉の店である。
まずは、ビールとともにローストビーフを。
この舌先をつく旨みは、薄く切ってこそのもの。
次、ここのサラダは...、サラダというより「草」。
だから、また肉がすすむ。
分厚いタンを、さっと焼いて食べたあと、
肉の旨みのスープを喰れば...、これはもう、実感である。
そして、また肉がすすむ。
この店で、最後に冷麺は欠かせない。
店の名は、ブッチャー。...「肉切り職人」のことである。
(おわり)
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最終更新日
2014年02月25日 11時12分17秒
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