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テーマ:まち楽ブログ(32454)
カテゴリ:飲食店
今年の春は、じつに待ち遠しいものであった。
幾度かの寒の戻りを経験し、 ようやく花開いた桜に合わせるようにハナモモも咲いた。 ![]() そんな覚えも、年度初めの慌ただしさに紛れ・・・5月を迎えた。 今ではあまり見られなくなった、田んぼ一面に咲くれんげ草が、じきにやってくる田植えを待っている。 れんげ草といえば・・・ 幼き頃の小生、学校から帰宅すると、れんげ畑で犬と戯れること、この時季の日常であった。 ・・・初夏の訪れとともに、 ![]() 新しい時代「令和」のはじまりである。 酒と旅を愛する小生・・・ 平成年間最後の一週間に断食を修め、令和元年五月一日を静かに迎えた。 朝、ある寺にて座禅、そのあと一杯の粥をいただく・・・感謝。 ・・・本日は感謝を胸に、小生が奉職する職場近くの神社に参る。 あのハナモモも若葉が生い茂り・・、ハナモモの向こうの路地を行く。 ![]() と、すぐに目に飛び込んできた一旒の幟旗・・・ぎょうざ!!! ![]() 断食を終えたばかりの体には、その誘惑はたまらないものだが、まずは参拝を。 その神社の目印は、この大きな榎。 ![]() 榎の向こう、「橿森神社(かしもりじんじゃ)」である。 鳥居をくぐり、太鼓橋の向こう、鎮守の森へ。 ![]() 無事、断食を修め・・・、感謝。拝。 この橿森神社は、子供の神様ということだが、 あの伊奈波神社を父親に、金神社を母親にもつ由緒ある神社である。 そして、それら三社の祖神様である方県津神社(かたがたつじんじゃ)に繋がる。 http://plaza.rakuten.co.jp/machi21gifushi/diary/201009240000/ 橿森神社の裏山には、神がまたがる天馬が残した爪痕といわれる、駒爪岩も。 ![]() やわらかな新緑に初夏の訪れを感じつつ・・・ ![]() 高岩町の、あの幟旗を目指す。 ![]() ぎょうざ「賀茂川(かもがわ)」 そろそろ・・・、夜の帳が下りる頃。 壁の細長い隙間から漏れる灯りの向こう、扉を・・・ ![]() そこは明るくも、こじんまりとした空間が広がり、夜な夜な餃子好きが集う「ぎょうざの店」 ![]() 日に日に気温が上昇していくこの時季、額の汗を拭うもそこそこに、 一杯のビールは堪えられない。 ![]() ビールといえば餃子。 餃子といえばビールである。 そして、ここの焼きぎょうざをいただき確信する。 「これは堪らぬ!」 ![]() この焼ぎょうざ、店の主が幼い頃から食べなれた思い出の味という。 主にとって、餃子といえば加茂川餃子であった。 中華料理店を営んでいた親父様である先代の、その味をやさしく包む餃子である。 ここの品書きには、ニンニクが入ったこの「焼ぎょうざ」のほかに、 ニンニク無しの「しそぎょうざ」と「しょうがぎょうざ」がある。 しそぎょうざと、しょうがぎょうざ。 酢と胡椒にさっとつけて口に入れると・・・ 後味さわやかな紫蘇が・・・ 少しだけ残る生姜の辛味が・・・!!!日本酒を誘うのである。 初めての体験であった。 ![]() 夜遅くまでいけるこの店。 ![]() 酒呑み泣かせな串カツやどて煮も、嬉しい一品である。 ![]() ひとしきり呑んだあと、シメに啜るたまごスープの味は・・・ ![]() そのほんのりと胡麻油香るたまごスープの味は、主がつくる中華料理店の味。 ぎょうざ「加茂川(かもがわ)」 酒に寄り添う餃子と、酒呑みにやさしい主の素敵な関係が見えてくる。 以上「あにぃさん」からの投稿でした ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年05月10日 00時00分31秒
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