岐阜でお座敷遊び
昨年の12月のこと...。 忘年会に舞妓さんや幇間(ほうかん)さんをお呼びしました!お座敷遊びは今回初めて!何日も前からワクワクしていました。 ところで皆さん!岐阜にも舞妓さんがいること、ご存じでした?そして幇間さんって何?って、頭に?マークが浮かんでいませんか? 岐阜には鳳川伎連(ほうせんぎれん)さんという芸妓の団体があります。この団体が誕生したのは、平成22年ですが、明治の頃には岐阜にもお座敷文化があったようです。 こちらの鳳川伎連さんには、舞妓さんと男性の芸者(この芸者さんを幇間という)さんが1名いらっしゃいます。現在、幇間さんは日本で数名しかいないとか!岐阜と東京にしかいないらしいです。大変貴重な存在なんですね。 さてさて、宴が始まりましたよ。この日来てくださったのは、舞妓の喜久富(きくとみ)さん。 上唇に口紅が塗られてないのは、デビューしてまだ日が浅いからだとか。へぇ~。よ~く髪飾りを見ると... 小判やまねき猫、なんとサンタクロースまでかっ、可愛いじゃないですかぁ月によってかんざしが変わるんですよねそして、お化粧のアイラインやアイブローは赤いんですねぇ。 鼓、笛、三味線の鳴物が始まりました。 喜久富さんの舞や 幇間の喜久次(きくじ)さんの舞。 そしておふたりで 金のしゃちほこびっくり仰天でしたが、その後拍手喝さいでした こちらは、喜久次さんによる屏風を使った一人二役の芸 その後、「とらとら」という全身を使ったじゃんけんと同様の「三すくみ」で勝敗が決まるお座敷遊び もともとは、浄瑠璃「国姓爺合戦」から誕生した遊びだそうで、「老婆」、「トラ退治の和藤内」、「トラ」で勝敗を決めます。和籐内の鉄砲は虎に勝ち、虎は老婆に勝ち、老婆は自分の息子の和籐内に勝つとという三すくみ。屏風を挟んで「とらとーら、とーらとら」と楽しく唄いながらどれかでお互い登場します。例えば、老婆なら杖をついた格好をし屏風からでてきます。勝敗が決まれば、勝っても負けてもお酒が勧められます その後もお座敷遊びは続きました・・・ 最後に、喜久次さんのスゴ技「滝流し」まず、上下2段に重ねたコップの上に、飲み物を入れ、それを下のコップに流しそこから飲むというすご技です随分と盛り上げていただき、大変楽しい宴となりました 皆様も岐阜でお座敷遊び、いかがでしょうか。 サンコさんからの投稿でした。