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~観光丸船長助手さんからの投稿です~ いよいよ週末は大垣まつりです。今日から大垣まつりをより楽しんでもらうために“やま”についてご紹介 まずは、藩主戸田氏西公から賜ったという三つのやまについてです
神楽(かぐら)やま【本町・中町・新町】 やまの画像をクリックすると15秒ほどのムービーをご覧いただけます。
このやまは、別名「御払やま」とも「市やま」ともいい、本町・中町・新町の三町内が毎年交替で曳き、常に行列の先頭を行きます。 人形神楽としては、350年ほどの歴史を持つ貴重な文化財であり、踊りを舞う二体の人形は、巫女と山伏の二体からなっており、舞台の下から人が直接棒で操る大変珍しいものです。 巫女は鈴を鳴らしながら、静かに祈祷や清めの舞を行い、山伏が両手に熊笹を持ち、湯桶の湯の花をまき散らして、湯立ての清めを行います。 この時に、湯の花をまき散らす紙ふぶきは清めや病魔退散の意味があるとされています。 人形の巫女の名は昔、大垣の八幡神社に市(いち)とよばれる美しい巫女がいたことから、市と呼ばれています。
大黒(だいこく)やま【魚屋町・竹島町・俵町】 やまの画像をクリックすると15秒ほどのムービーをご覧いただけます。 このやまは、上部に米俵2俵を置き、その上には、右手に小槌を持ち、左肩に稲袋を荷い、七福神のひとつと数えられている福の神の大黒天がふくよかな笑みをたたえ、運慶の作といわれています。 魚屋町・竹島町・俵町の三町内が年々交替で曳き、このやまの当番町にあたると、町内では、大国主命の使獣であるねずみは殺さない習慣がありました。
恵比須(えびす)やま【船町・伝馬町・岐阜町・宮町】 やまの画像をクリックすると15秒ほどのムービーをご覧いただけます。 延宝7年(1679年)、戸田氏西公が恵比須神をまつるにあたって、摂津の広田神社にまつられている西宮の恵比須神に、人を派遣して祈願したといわれています。 恵比須大神は、左甚五郎作と伝えられ、顔面の塗料が剥げていたので、塗師が塗り替えようと顔面に手を触れた途端、口から火を吹いたといわれています。 本楽の夜、夜の行事が全て終了し、各町のやまが曳きわかれした後に、その年の恵比須やま責任町から、次の年の責任町に恵比須神のお頭を渡す儀式(お頭渡し)が、古来を同じ手順で今でも行われています。 このやまは、船町・伝馬町・岐阜町・宮町の4町内が年々交替で曳いています。
明日は、相生(あいおい)やま・菅原(すがわら)やま・鯰(なまず)やまについてです
※"やま"は、正しくは車偏に山です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.05.10 09:54:15
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