あゝ、さんやほう(田植え後~稲刈り編)
「黒屋の大将の使い」さんからお便りです去る6月5日、特別純米酒「さんやほう」の仕込みに使う関市特産米「みのにしき」の苗を植えた関市塔ノ洞の36aの水田。6月8日には、米ぬかを散布。水田の表面に皮膜を作り、雑草の発芽を抑える効果があると言われている米ぬか。重い袋を抱えて、苗を踏まないよう注意して、ムラなく散布するのに苦労しました。7月に入って草取りを2回。四つん這いになって手で取りました。泥の中なので比較的軽く取れるのですが、汗が目にしみて大変でした。素人には1時間強の作業が限度です。8月7日には、生き物調査を実施。無農薬・無化学肥料で行われている米作りの話を聞いた後、畔から網で稲株の根元などをすくって生き物を探しました。アメンボ、ゲンゴロウ、カエル、コオイムシ、カナヘビのほか、珍しいタガメも捕まりました。また、田んぼの横を流れる吉田川にも入ってナマズまで捕まえ、子どもたちは大はしゃぎでした。9月に入ってヒエ切りを2回。稲より高く伸びた雑草のヒエの穂を鎌で刈り取ります。そして10月8日、稲刈りの日。たわわに実っています。まず、3aほどを鎌で刈り取り、コンバインで脱穀。お譲ちゃんもお手伝い。残る稲はコンバインで収穫しました。最後にみんなで記念撮影。手には“さんやほう”を持ち、お決まりの掛け声も“さんやほう”収穫量は36aで1,580kgとまずまずで、その内の1,500kgが酒蔵で仕込まれます。来年3月ごろには、サポーターだけが特別純米酒「さんやほう」の新酒を味わいます。皆さんには、熟成して市販されますのでお楽しみに!