2008/04/21(月)14:44
昔のカレー
今日は暖かかったですねぇ お天気もよく、造幣局の通り抜けは絶好のお花見日和だったと思います。
ところで、魔法の木マスターさんが神戸、京都にマジック研修?に来ておられ、帰りは新大阪から というので、本日 大阪駅で待ち合わせ、個人面談。
串カツを食べながら、あんなことやこんなことを長々と話し合っていました。 帰りの列車の時間が迫ってきたので、午後2時 再会を約束し、お別れしました。
また 6月には奥様とご一緒に関西方面に出没予定だとか。 今回はあまりゆっくりおもてなしもできませんでしたが、次回はぜひごゆっくりおもてなしさせていただきますので、お楽しみに・・・
さて、週末のお約束 温泉シリーズの次はグルメシリーズ。
しかし お店紹介ではありません。
本日のお題は 「昔のカレー」
尚、昨日の温泉ネタは 「長者の湯」
ご覧になってない方はこちらもどうぞ
カレーネタは今までにもいろいろ取り上げましたが、
今回は昔の記憶を呼び覚ます味 「昔のカレー」
現在、市販のカレールーはかなりおいしい固形ルーが、たくさんあります。 コクもあり味は申し分ありません。 ただ どうしても脂分は多いのですね。
今の市販カレールーはかなり濃い茶色ですよね。 昔は写真のように↓黄土色、というより、かなり黄色ぽい色をしてます。 そして、ルーが固形じゃなくて顆粒だった時代です。
また 今の固形ルーはそのままでもかなりとろみがありますが、昔のカレー粉は、そのままですとシャバシャバしてます。 そのため、小麦粉を炒めて入れ、とろみをつけます。
うまさのコクとかは今のカレーに負けますが、今 食べても、なかなかの味です。 この味が団塊世代の郷愁を誘うそうです。
SB食品ではタイムトリップシリーズとして、明治・大正・昭和、それぞれの時代の食のトレンド、カレーを髣髴とさせるカレーシリーズがあります。
SB食品といえば赤い缶に入った「赤缶」。 日本の家庭のカレーの歴史は赤缶から始まった と言っても過言ではないくらい。 我が家にもちょっと前までありました。
また ハウス食品では昭和40年代に販売されていた商品の復刻版で「即席ハウスカレー」というのがあります。 リンゴとハチミツはまだ入ってなく「ハウスバーモントカレー」じゃなかった時代。
そして 江崎グリコでは「グリコ ワンタッチカレールー」なんてのもあります。
「コクを追求した結果、カレーの色も茶色くなっていきました。 昭和のカレーは見た目も黄色いですし、コクがあまりないかもしれません。 しかし、あっさりしていて、シャープさがあります。」と 江崎グリコ広報IR部
ただ 復刻版限定販売なので、いずれも現在は入手不可です。
マイナーなところとしては、名古屋には「オリエンタルカレー」というカレーメーカーがあります。 昔はそこそこ名も売れてましたが、いまや他のメーカーに押されてしまいました。
昭和30年代から、大々的、かつ全国的に宣伝をし、南利明を起用したCM『ハヤシもあるでよぉ~』は名古屋弁を前面に押し出した異色のもので、当時としては認知度はあったはずですが・・・
未だに発売当時からの粉末カレーを売り続けています。 他社が、きれいな箱入りのカレーを売るなか、袋入りのカレーはとても貧弱で安っぽく、そしてダサく見えてしまいます。
固形にするには油脂が必要だが、油脂に限らず、添加物はできる限り使いたくないという、かたくなまでの意思を貫き続けているそうです。
しかし そのこだわりへのアピールが足りず、現在は中京圏のみの地方メーカーに甘んじているのです。
ただ、粉末にこだわったカレーは昭和の味への郷愁も手伝ってか、ここ数年で売れ行きが急上昇。 再び、全国販売網に乗せる計画が密かに進んでいるそう。
また 衰退したメーカーとしてはベル食品工業(大阪市)があります。 元々は東京の会社(ベル食品)でしたが昭和41年に倒産。 ノウハウを継ぎ、商標を買って再建したのが今のベル食品。
現在の主力は業務用カレー。 一般消費者が今、買えるのはレトルト数種。 それも、西浅草・合羽橋商店街の「プロパック」など東京都内に限られます。
「昔の記憶を呼び覚ます味」の昔のカレー、団塊世代には懐かしい味、また これを知らない現代の人には、あっさりした未知の味として、意外に密かな人気があるようです。
特別大公開 (おおげさ)
大阪駅のお土産物屋さんで品あさりする