いろいろ【まっち】んぐ

2008/12/01(月)23:05

各種手当

法律問題(25)

今 裁判員制度が物議をかもしだしている。 まあ 制度自体は悪いものではないと思うが、当該者への休暇制度なども未整備だし、中小零細事業者にとっては交代要員がいない という問題がある。 特に今は不況感が強まり、どの会社の経営も瀬戸際にあるところも多い。 まだまだ法整備とともに、一般社会への認知度も低いことから、不測の公表も相次いでいる。 もう少し猶予期間を置いたほうがいいのかも・・・ さて、今年の流行語大賞に「アラフォー」、「グ~!」が選ばれたそうです。 前首相の「あなたとは違うんです」も入賞したが、受賞を辞退したそうだ。 ま あまり誉められたことではないから当然かもしれないが・・・ いい歳して、自分がしているのに、されたら(と勘違いしてるだけ)激怒するドアホウが時々いるんですよ。 ところで、公務員の「各種手当」が以前から問題になっていたが、やっと削減措置をとるようです。   ------------------------------------------------------------ 本給などとの二重支給になっているとして総務省が見直しを求めていた都道府県と政令指定都市の計210の特殊勤務手当のうち、162手当が本年度までの4年間で廃止され、支給額ベースで87.6%の削減となったことが30日、同省のまとめで分かった。 特殊勤務手当は本来、不快感や危険が伴う業務に支給される。 各自治体は、時間外勤務手当に上乗せする形の早出手当などに拡大、“お手盛り”と批判されていた。(2008年11月30日 共同通信)   ------------------------------------------------------------ 広く知られる通り、公務員にはその報酬システムで様々な優遇措置があり、また 彼らは民間では考えられないような手当で会社員を凌ぐ収入を得ている人も少なくない。 にもかかわらず、違法な小遣い稼ぎにいそしんでいることもよくある。 前回の「役得」を見てもらえばわかるように、官僚への「接待」、「付け届け」は未だに脈々と続いている。 そして、そこに官庁独特の「各種手当て」もつく。 前回、「これはまた次回に・・・」と書きましたので、今日はその「各種手当」の一部をご紹介。 ということで、本日のお題 「官庁の各種手当」 尚、昨日のお題は 「立山信仰」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ 国際条約に基づいたこの調査の基準では、手当なども含めた公務員の年収は900万円を超える。 それだけ手当は多い。 国家公務員の「手当」は多種多様。 中でも「危険手当」、「不快手当」と称される「特殊勤務手当」は、本来の職務を行なっているのに別途支給されるもので、まさに役得といえるもの。 例えば「高所作業手当」は、警察庁や総務省総合通信局など通信事務に携わる職員が10m以上の場所で作業した場合や、農水省や国交省の職員が15m以上の高層建築物、ダム、橋の工事現場で監督作業をした場合に支給される。 高所での作業は当然の職種なのに手当が支給されるとは民間では考えがたい。 地方公務員にもほぼ同様の手当が存在するが、自治体独自のものも様々ある。 なかには独身のまま40歳を迎えると7万円が支給される「独身手当」(川崎市)、職場の親睦会に参加すれば共済会から年に6000円が支給される「元気回復手当」(佐倉市)など、首を傾げざるを得ない手当も多い。 「救急手当」などもそうで、これは救急隊員が病人・ケガ人を医療機関に搬送した場合につく手当。 そもそも、救急隊員って、救急活動をするための人なわけで、当たり前のことやってなぜ手当が出るのか不明。 あえていえば、救急車は赤信号でも渡って、急いで現場に急行して病院へと行くわけだが、この過程が結構危険が多い、といわれれば、確かに納得できなくもないが・・・ 「消防出動手当」は消防士が消防活動に従事した場合に支払われる手当。 基本的に消防士というのは消防消火活動をすることが前提になっているということである。 とすれば、消防士は消火活動をする人なんだから、このような消防活動に従事した場合の手当というのは??? ちなみに、「はしご自動車等専従手当」なんてものもある。 これは、はしご車のはしごを登っていったものだけでなく、はしご車を操作したものにも与えられる。 税務手当 市の役人などが市税の調査や滞納整理、滞納処分の執行を納税者のもとに直接赴いた場合に出る手当。 おそらくは、嫌な仕事だから手当をつけているんだろうが、民間企業であれば債権の督促や嫌な相手のところへの訪問などには何の手当もつかない。(そんなの当たり前!) 「警ら手当」は警官が交番や派出所に勤務した場合につく手当。 そもそも警官のうち、巡査とか巡査部長とかの下っ端は交番とか派出所に勤務してパトロールしたり、道案内したり、相談に乗ったりするのが主な仕事。 なぜか本来果たすべき仕事をしただけで手当がついてしまうのである。 また 手当を含めた本給以外に「副収入」を得ている公務員も多い。 主に原稿執筆の印税や講演会の謝礼だが、原稿や講演で披露されるのは、そもそもは職務の中で知り得た知識や内容。 それを個人的な収入にできるのだから、こんなおいしい話はない。 ちなみに 公務員は副業は禁止されている。 が、たいていは家族名義で商売にいそしんでいることが多い。 先日も博多消防署の男性総括主任が、父親名義のグッズ販売会社を実質的に経営し、テレビ番組に出演したことから兼業が発覚したばかり。 もちろん こんなわけのわからん手当を削減するのは当然だが、本給、ボーナスも見直すべきであろう。 本給が低いから手当てで補うこと自体に無理がある。 確かに昔の公務員は民間に比べ薄給だった。 しかし 今の公務員の給与は世間水準と比べて「低い」とは決していえない。 もっとも職種にもよるが・・・ 第一 民間では自社および世間の景気動向で給与水準は上下する。 特にボーナスなどは顕著。 公務員の場合、上昇することはあっても下降することはまずない。 年功序列、縦割り業務、などいろいろ問題は多いが、もう少し誰のために働いているか を考えてもらいたい。  尚、過去ログ「天下り」もご参照ください。 なぜか大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ11/11の新着は「CAもプロレタリアか?」            前回は「医療費、介護費用」 こちらも見てね

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