いろいろ【まっち】んぐ

2009/02/24(火)19:43

勤務医の待遇

医療(136)

連日書いておりますが、ちょっと忙しくて皆さんのところへ行けておりません。(仕事ではありませんが・・・) あ 行ってはおりますが、読み逃げしております。 ご容赦! 商工ローン最大手のSFCG(旧商工ファンド) とうとう破綻しました。 負債総額は約3380億円で今年最大の破綻。 世界的な金融危機で融資先企業の業績が落ち込み、不動産担保ローンの焦げ付き増加や資金調達難で資金繰りに行き詰まった。過去に取りすぎた利息の返還請求額も数百億円に上っていたという。 今 貸し金業界はこの過払い利息返還請求でかなりの金額を支出している。 ひと昔前は、このSFCG(旧商工ファンド)のようなところ、いわゆる街金(まちきん)は40%にちかい金利をとっていた。(借りたこと あります) 大手の有名金融でも29%という、今からは考えられない金利だったのである。 今 それが利用者の(過去を含め)認知により、過払い利息返還請求が大挙として押し寄せている。   さて、この前 「たらい回し」で救急担当医師の激務を書いたが、実際 一般勤務医の待遇はどうなのだろうか? ということで、本日のお題 「勤務医の待遇」 尚、昨日のお題は 「回転寿司 値下げ競争」 ご覧になってない方はこちらもどうぞ 医者というと高給、お金持ちというイメージが付きまとうが、勤務医はどうやらそうでもないらしい。 ズバリ、非常勤の若手だと手取りは20万そこそこだそう。 高給どころか、「コンビニ店員」と同レベルという嘆きの声が医師の間から聞こえる。 正規の職員でも、他の職種に比べて高くないと医師たちは主張する。 過労死しても不思議がないほど労働時間の長さ。 それを考慮すると結構安いのだ。 それが近年起きている「医療崩壊」にもつながっている。 日本医師会がまとめた給与に関する調査結果によると、医師の年俸は814.9万円(35.4歳、所定内給与+残業手当など込み)だった。 パイロット(39.3歳)が1381.7万円でもっとも多く、大学教授(55.8歳)が1189.1万円、記者(36.3歳)が962.2万円、高校教諭(35.4歳)が849.6万円。 この調査だと、同年齢で医師は高校教諭よりも安いという、意外な結果になっている。 高校教諭よりも給与が安い? だいたい高校教諭が高すぎる。 まあ 昔は学園紛争などでそれなりの苦労はあっただろうが・・・ 例えば、国立病院や都府県立病院だと「基本給+地域手当(もしくは僻地手当)+初任給調整手当」の合計が給与となる。 初任給調整手当とは、民間病院との給与格差をなくすために、プラスされるもので、医師や歯科医、助産師などに支給される。 ちなみに、東京都が現在募集をかけている都立病院の常勤医師の給与は、採用サイトによると「医師免許取得3年目で月収48万3500円程度、5年目で51万9300円程度、10年目で59万8500円程度」 このほかに扶養手当、住居手当、通勤手当、宿日直手当、ボーナス(08年度は年間4.5カ月分)がつく。 数字だけみるとそう安くはない。 一流企業の会社員並みといってもいい。 ところが、医師や看護士らの労働組合「日本医療労働組合連合会」の担当者はこう指摘する。 「時間外労働が過労死寸前の80時間近く、それに見合うだけの額をもらえていないのが現状です。 もっとも、まともに時間外手当を支払えば、は倒産してしまうかもしれませんが・・・」という。 「看護師は時間外手当をもらえるが(これも役職につくともらえない)、医師は(ほとんど)もらえない。 労働基準法違反が横行している」と、某病院勤務医師が怒りをあらわに言う。 労働に見合うだけの給与をもらえず、モチベーションが下がり、退職する医師が急増している。 2008年4月、がん治療の権威である「国立がんセンター」で、麻酔医が相次いで辞め、手術に支障がでていると報じられた。 その理由の一つに、給与の不満があったと言われている。 08年度の見込み支給額 約360万円 国立がんセンター中央病院の土屋了介病院長は「東洋経済」2008年11月1日特大号で、常勤医師の給与の実態を明かしている。 「彼らにはボーナスはありますが、超過勤務手当てをほとんどもらっていない。 一律、月に数万円程度です。 看護師の場合、業務命令の超過勤務に関しては、ほぼ100%支払われます。 検査技師も実働の70%くらいは払われています。 ところが、医師については実働の数%程度。 予算が余った分を医師に機械的に割り振っています」 若手や中堅医師の流出が激しいため、人事院は国の医療施設に勤務する医師の年間給与を09年4月1日から平均で約11%引上げるよう政府に求めている。 しかし、肝心の時間外労働手当については触れていなく、今後の課題となりそうだ。 さらに、厳しい状況に置かれているのが、非常勤の若手医師だ。 「月の手取りは20数万円。 コンビニエンスストアの店員と(手取りが)さほど変わりない」とまで言われている。 非常勤国家公務員の身分で、何時間働いても週30時間分しか給与が出ないからだ。 医師国家試験に合格すると、2~3年間研修医として勤務し、さらに専門分野の知識と技術の修得を目的とした研修(レジデント)が行われる。 レジデントの対象は27歳~32歳。 国立がんセンター中央病院は現在、採用サイトでレジデントを14人募集している。 そこには「08年度の見込み支給額 約360万円」とある。 これなら手取りは20万円台だ。 全国でも非常勤医師は多い。 厚生労働省が全国8943の病院を対象に行った調査(06年度)によると、常勤は14万5813人、非常勤は35万3778人。 薄給な非常勤のほうが断然数が多いのである。 そのせいか、アルバイトをせざるをえないという構造になっている。 尚、余談ではありますが、今回は医療内容ではありませんので専門用語は出てきませんが、最近では「男女の脳の違い その4」、また かなり以前「専門用語の羅列」で書いたように、なるべくわかりやすい言葉を選んで書いています。 むろん、私たち技術関係や、この医療関係などは専門用語がいっぱい出てきますので、ある程度難しいのはやむを得ませんが、わざわざわかりにくい言葉や何とか論を書くのは、自己顕示しているだけであり、上から目線の自己満足に過ぎません。 「医療用語は専門用語であり、知りたければお前らが勉強しろよ!」とでもいうのでしょうか? 何と言う高飛車な! もっとも、こういう人が多くいますが・・・ また それと人間関係などはまったく関係のないものであり、そういう邪推や思い込み などはそれこそ「オラが大将」的、自己顕示でしょう。 なぜか大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ2/2の新着は「クレーマー保護者」             前回は「アナログ放送終了」 こちらも見てね

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