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壱岐市長 白川博一

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2023.12.18
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 再生可能エネルギー利用技術研究会を12月12日(火)に開催しました。
 壱岐市は、2019 年に国内自治体として初めて発出した「気候非常事態宣言」において、2050 年までに島内の電力を再生可能エネルギーに完全移行する決意を示し、現在、地域脱炭素に向けた様々な施策を進めています。
 今回の再生可能エネルギー利用技術研究会は、市が取り組んでいるRE水素システム実証試験の状況報告と併せて、再生可能エネルギーの導入拡大や島内を100%再生可能エネルギー化するために必要な技術の動向などを紹介し、市民皆様と一緒に再生可能エネルギーについての理解を深めるために開催しました。
 研究会の最後には、RE水素システム実証試験に市と連携して取り組んでいただている東京大学先端科学技術研究センターの杉山正和所⾧の講演が「再生可能エネルギーと水素がもたらす地産地消のエネルギーシステム」と題して行われました。



 本講演では、RE水素システム実証試験について詳しくご説明いただきました。
 RE水素システム実証試験は、トラフグの陸上養殖場で実施しており、太陽光発電の余剰電力で水を電気分解し、水素と酸素に分け、水素はタンクに貯蔵し、酸素はトラフグの陸上養殖場の水槽へ還元しています。そして、夜間は貯蔵した水素を使って燃料電池で発電しており、太陽光発電と水素発電で24時間電力供給を行いながら、酸素と温水(熱)も無駄なく使ってトラフグを養殖するという画期的な仕組みとなっています。

(エコマテリアル国際会議でのRE水素システム実証試験の紹介)

 この水槽で生育したトラフグは、元気で生育が早いという特徴があります。
 水を電気分解して作った水素による発電は一般的に行われていますが、このシステムは、さらに副産物的な酸素も有効活用しており、世界的に見ても革新的な技術で、これが壱岐で行われていることも大きな意義があること、また、このシステムの視察等が多く行われており、壱岐市のPR、地域の活性化という面でも大きな効果をもたらしていることなどもお話しいただき、大変ありがたい講演でありました。

 今後も、RE水素実証事業及び藻場再生の取組をはじめ脱炭素の島づくりの実現に邁進してまいります。





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最終更新日  2023.12.18 10:26:59

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