テーマ:家を建てたい!(9918)
カテゴリ:カテゴリ未分類
先日、住宅に関する広告の仕事をしていました。
そこで思いました。 衣食住の「住」には思想を反映できるな、と。 家のデザイン、内装のデザインは、 その家を住みやすくさせたり、使いやすくさせたりするために工夫されます。 しかしデザインの仕方によっては、ヒトの創造力に大きな刺激を訴えかけますよね。 椅子を組み合わせると机になっちゃうとか、 ホントに気付かないところに隠し部屋があるとか、 配管を剥き出しにしてそれをデザインにしちゃうとか、 外観にRを入れて角度によって様々な表情を作り出すとか、 いろいろなことが考えられます。 「住」のデザインは、単に使いやすさや、奇抜さや、美しさを 表現するだけではなく、 ヒトに対して椅子の持つ意味をどう捉えたか、 生活空間に隠せる場所があることの意味、 本来埋め込むものを剥き出しにする意図、 多くの解釈ができる外観を選択したこだわり、 なども表現できるわけです。 ドアは人が出入りするためにあり、 だから横や手前に開くようにデザインされているわけです。 ですが、果さなければならないことは、ヒトが出入りすること。 ならば、きちんとセキュリティが取れてヒトが出入りできれば、 なにもドアというデザインに固執する必要はないわけです。 例えば大きな滝のカーテンを作り、住人が通るときだけ滝が止まるようにしたっていいわけです(そんなデザインの家、あり得ないでしょうが)。 どんなデザインの家にするのか、 それは、そこに住む人のいわば思想を反映する、 そう思うのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|