カテゴリ:カテゴリ未分類
上海での話をもう一つ。
それは失敗やクレームに対して「それは自分のせいではない」と言い張る文化がある、ということです。 資本主義の日本では、顧客からのクレームはありがたがるぐらいです。 そこには業務を改善するヒントがたくさん詰まっているから。 顧客からのクレームは我が身を振り返るチャンスになるし、 その対応の仕方次第では、その顧客を逆にファンにさせることもできるわけです。 しかし、中国では違います。 別に競合他社より良いサービスを提供しなくてもつぶれないのです。 クレームは上手にかわした方が得なわけです。 とあるガイドブックに載るような小籠包のお店。 小籠包を頼んだら、生姜の千切りが出てきません。 さっそくクレーム。 するとウエイトレスのおばさんは「私は運ぶだけ」と言い訳。 で、出てきた生姜の千切り。 これが太いのなんのって。 さっそくクレーム。 するとウエイトレスのおばさん、「コックが今いないから仕方ないよ。かんべんしてよ。」と言い訳。 百歩譲って食べ始めた小籠包。 これが二度蒸ししたような皮のかたさ。小籠包で有名な店なのに。 さっそくクレーム。 するとウエイトレスのおばさん、しぶしぶ作り直すことに。 ん!? 待てよ。だったらコックいるじゃん! するとウエイトレスのおばさん、「蒸すコックはいるけど、切るコックがいないのよ。」 なんとも寄席のような事実ですが、社会の仕組みが違うと こうも違うものなのですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|