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サングラスをかけると、世の中が一斉にセピア色に見えます。
それと同じように、頭の中の認識の仕方に色めがねをかけると、 まったく違った見方ができるものなのですよね。 たとえばハーゲンダッツの広告。 みなさん、ご存知でしょうか? 男と女がハダカで絡みあるようなセクシャルなシーンの中で ハーゲンダッツを食べるCMです。 商品に焦点を当てて見ていると、 ハーゲンダッツを食べた時に感じる高揚感をこれほど刺激的に 表現したCMは面白い! となるのですが、 表現に焦点を当てて見ていると、 子供も見るTV広告でここまで表現していいのか、 しかも子供も食べるアイスクリームで、となります。 たかの友梨のGackt&黒谷友香を起用したCMをご存知ですか? プールから上がってくるハダカの黒谷友香を、ハダカのGacktが 抱きかかえる、というようなCMなのですが。 これも、ヒトの美意識に焦点を当てて見ていると、 きれいになりたい、という欲求をこうもうまく刺激する表現があるものか、 となりますが、 ハダカを使っている表現に焦点を当てると、 ホントにTV広告でここまで露出していいのか、 となります。 私が重要だと思うのは、色めがねにヘンな色が付いているとダメ! ということです。 色めがねをなるべく透明に保つのは、そのヒトのバランス感覚。 大切なのは、常にヒトが生きる上での本質に照らし合わせて、 バランスをとること、だと思うのです。 そう、本質です。 例えば、CMは、ヒトの生活を幸せにすることに寄与しなければ 出稿する意味がありません。意義がありません。 (もちろん、広告する商品やサービスを通して幸せに寄与するわけですが) 広告という経済活動はそこに本質があります。 表現で、子供を刺激することに目的があるわけではありません。 子供を刺激しようとして制作されたものならば糾弾されても仕方ありません。 しかし、商品やサービスを通して、どれだけ自分の生活に夢や希望を感じられるか、 そのお手伝いをするための経済活動ならば、倫理感を超えない範囲で表現は自由だと思うのです。 (だからこそ、ハーゲンダッツもたかの友梨もオンエアされているわけですが) 見方によって、CMの評価は変わります。 しかし、ヒトはみんな幸せになりたくて生きているのです。 その本質に照らし合わせて、そのCMがバランスを崩していないかどうか、が重要です。 そして、CM(CMに限らずあらゆる現象)をバランス感覚を持って見れる、自分の中の態度(色めがねの透明さ)が重要です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.08.17 22:19:42
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