コトバのチカラ
ものすごいご無沙汰になってしまいました。仕事上、毎日毎日、企画書を書きますが、プレゼンテーションがうまくいく(つまり企画書に書いてあることが相手にうまく伝わる)たびに思うことがあります。それはコトバのチカラです。私がやっていることは、ひらがなや漢字を組み合わせてコトバをつづっているだけ。映画を作っているわけでもないですし、工場があって何かを作っているわけでもありません。ただパソコンに向かってコトバをつづっているだけです。でも、人のアタマは、映像でもなく、モノでもなく、そんなコトバに左右される。コトバはカタチもなければ、手で触れるわけでもないのに人のアタマは、コトバを理解しようとして想像もするし、創造もして、感動を巻き起こしたり、納得を生み出したりするのです。これ、企画書を書くときのコツにもなるんです。企画書に書くコトバをわざと人の創造力を掻き立てるコトバにするのです。言いたいことを全部書くのが良い企画書ではありません。言いたいことのエッセンスを探して探して突き詰めて、そしてシンプルなコトバでそれをドンと書くのです。すると読む方は、そのシンプルなコトバからいろいろな想像・創造が膨らみ、結局、こちらが言いたいことの全体像を感じてくれます。しかも、自分の創造力を使った分、印象強く感じてくれるのです。スゴイですよね、コトバのチカラ。