おっさんの戯言

2012/11/28(水)11:31

高野街道 その1

高野街道(5)

長らく街道歩きもサボってました。以前歩いた鯖街道は夏の事。 それ以降は100kmウォークに出ただけで、殆ど歩いていません。 まあ、100kmウォークに向けて、練習はしていたのですが、 自宅の近所をウロウロ歩き回るだけだったので‥なかなかここを歩きたい!って、思える街道がなく、決められませんでした。ようやく高野街道を歩くことに決定。というのも‥以前、熊野を歩いてみました。 大阪の八軒屋浜から、紀伊街道、田辺から中辺路に入り本宮へ。 本宮から速玉大社、那智大社と周り、大雲取、小雲取と越えて再び本宮。ここで終わっています。そう、地元まで戻ってきていないんですよね。 ということで、本宮からの帰り道を歩くことにしました。 同じルートは面白くないので、本宮から小辺路を通り高野山へ。 そこから高野街道・西高野街道を使って帰阪するルート。 本来であれば、本宮からスタートするのが本当なのですが、 寒い季節に入ってしまったので、先に高野街道を歩いてしまい、 少し暖かくなったら小辺路を歩こうと思っています。そんな訳で、始発の電車で出発。JR、南海、ケーブルと乗り継ぎ高野山駅へ。さらにバスで金剛峯寺まで移動。ここをスタートにします。 高野山のエリアマップ。 高野山へは何度か来たことがありますので、どこにも立ち寄らず。女人堂。 高野山は明治5年に女人禁制が解かれるまで、女性の立ち入りは不可。 そのため、いくつかあった登り口に女性のための参籠所が設けられ、 女人堂と呼ばれたそう。これは女人堂で唯一現存するもの。女人堂の少し先、右手に下る道がありますので、そこを下ります。舗装された綺麗な道。不動坂と呼ばれる道。女人堂から5分ほど下ると、地道との分かれ道が。 案内板によると、舗装された不動坂は大正4年にルート変更されたもの。 平安時代からある古い道は、改修以後、全く人に手が入っていませんでしたが、 平成22年になって再整備が始まったようです。 もちろん、古い方の道を歩きます。再整備といっても、舗装されているわけでなく、通れるように伐採された程度。急な道を下ると清不動堂。ここで一度新しい道に合流しますが‥すぐに左手に旧の道が現れます。紅葉の絨毯の中を歩いて下ります。伐採した切り株が多く残ってますので、足元には要注意。さいごに「いろは坂」と呼ばれる難所が待ち受けます。 当初は「四十八曲がり」と呼ばれていたそう。 かなり急な坂道。ところどころ立木につかまりながら下るぐらい。 登りは考えたくもありませんね。いろは坂を過ぎると、舗装道になり、やがて高野山ケーブルの軌道が見えてみます。ちょうど登りのケーブルカーがやってきました。橋を渡り、極楽橋駅方面に出ます。 女人堂からここまでは2kmほどしかないのですが、45分もかかりました。 2kmで標高400mを一気に下るのですから、それだけ急な坂だったと。ここからは一般道を歩いていきます。まだまだ続きますが、長くなってきたので続きは後程。 

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