西国街道 総括
西国街道、旧山陽道と言われる部分を歩いてみました。京都の羅城門跡から下関の永福寺まで。まとめてみると、下表の通り。GPSロガーを投入したのが高槻以降。そのため、京都~高槻間は地図上での計算距離。高槻以降はGPSロガーのデータ距離です。総延長606.7km。所要時間は121時間20分。時速はジャスト5km。昨年の8月から足かけ8か月。延べ23日かかりました。西宮から土山までは自宅から近いこともあり、出勤前に歩いたり、少しの時間を見つけて少しずつ歩きましたので、通常の1日30~40kmペースなら17~8日といったところでしょうか。伊勢本街道や熊野古道・中辺路ルートと比べると随分雰囲気が違いました。伊勢や熊野は昔から参拝のための旅の道。一方山陽道は参勤交代や庶民の移動のための生活の道。そのため、伊勢や熊野ではあまり感じられなかった人の気配がこちらではいろんな所で感じることができました。振り返ると、いろいろありましたね‥スタートの京都は35度を超える猛暑でしたが、松子山峠から八本松までは吹雪で凍えそうでした。ハンターさんに銃口を向けられたこともありましたし、崖のようなところをロープでよじ登ったりもしました。通行止ではないかとヒヤヒヤしながら峠に向かったり、相当荒れていて道かどうかもわからない、といった情報からかなり気合を入れて臨んだ峠が、キッチリ整備されていて拍子抜けだったり‥。個人的感想ですが、歩く道としては熊野や伊勢の方が面白かったと思いますが、距離がかなり長い分、達成感はこちらのほうがありましたね。さて。次はどこを歩こうかな。