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公的年金の保険料は支払うべきか、払わないべきか？

リンク･イノベーション　代表　中野克彦やっと梅雨も明けて、夏がやってきました。でも考えてみれば、もう８月。自分の子供のころと比べると季節にズレを感じます。さて、今日は年金についてです。ファイナンシャル・プランナーの仕事をしていると、よく質問されることのひとつです。30～40歳代の方の質問だと、「私はいくらもらえるのでしょうか？」といったものが多く、学生を含めた20歳代の若い人からは「年金はもらえなくなるというし、払うだけ損ですよね？」と聞かれます。今回はこの二つの質問にお答えしましょう。■ 自分がもらえる年金額はすぐ分かる！ご自分の年金が概算いくらもらえるかを知りたい時には、社会保険庁のサイトにある『自分でできる年金額簡易計算』がとても便利です。誰でも利用できます。　　　　　↓http://www.sia.go.jp/sodan/nenkin/simulate/top.htmでは35歳のサラリーマン（独身）の方を例にとってご説明しましょう。上記の『自分でできる年金額簡易計算』を使ってこちらで計算したところ、平均的な給与収入の場合の年金の概算額は　・ご主人は65歳から162万円　・奥様は60歳まで専業主婦の場合は65歳から79万円　・奥様は60歳まで会社員の場合は65歳から137万円となります。今後ご結婚されることを想定し、奥様の分も計算しています。給与収入や働き方によって受取れる年金は異なってきます。ぜひみなさんも、『自分でできる年金額簡易計算』を利用し計算してみてください。■ 公的年金こそ保険料を支払わないと損をする！年金の保険料は払うだけ無駄・・・という若い人は少なくありません。でもそれはテレビや雑誌などのマスコミに踊らされているだけなのです。それでは、「自分が払った保険料の総額」と「平均寿命まで生きた場合にもらえる年金額」について比較してみましょう。厚生労働省の「2004年年金財政計算」をもとに計算すると、下記のように公的年金は自分が払った保険料より1.7倍から2.3倍多く年金を受取れるのです。　・国民年金：払う保険料総額に対して受取る年金総額は1.7倍　　　　　　（保険料の3分の1を国が負担しているため多くなっています）　・厚生年金：払う保険料総額に対して受取る年金総額は2.3倍　　　　　　（保険料の2分の1を勤務先の企業が負担しているため多くなっています）このところの低金利状況の中で、こんなすばらしい金融商品はほとんどありません。さらに、公的年金は万一の場合、遺族年金や障害年金が付いているので私たちの生活には欠かせない大切な保障なのです。みなさん、公的年金の保険料は滞納せずしっかりと支払ってくださいね。経営コンサルティング＆ファイナンシャル・プランニング事務所リンク・イノベーション　代表　中野克彦URL: http://www.l-innov.com/ --------------------------------------------------------■ご質問、ご相談は　→　E-Mail: info@l-innov.com　

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