テーマ:熱帯魚&水草の話(1118)
カテゴリ:熱帯魚
ベタが産卵してから6日目に突入しました。稚魚達はお腹の卵黄を完全に吸収し、自由遊泳期に入りました。この時点で、ベタ稚魚達は餌を探し始めます。もう何回も書いているのですが、この時期の餌に何を与えるかと言う事ですが通常はブラインシュリンプを与えます。ただし、昨日も説明したようにあくまでも「孵化直後のブラインシュリンプ」を与えるようにします。上の写真では、ベタ稚魚が孵化したてのブラインシュリンプを食べたのでお腹がうっすらとオレンジ色になっているのが判るでしょうか?これを見ていただければお判りと思いますが、ベタの一番最初の餌は孵化直後のブラインシュリンプでOKだと思います。
ただし、さかなおやじの所では事前にインフゾリアを少量ベタ産卵水槽の中に入れておきましたので、実際にベタ稚魚達が一番はじめに口にしたのはおそらくゾウリムシという事になるでしょうけど・・・。インフゾリアは使い方が難しいのですが、さかなおやじのように勤め人で日中家におらず、稚魚達が餌を探し始めた直後に餌を与える事が難しい場合に重宝します。 ブラインシュリンプは塩水に生息するので淡水では長時間生存する事が出来ません。稚魚達が食べ残して、水底に沈んで死亡したブラインシュリンプは確実に水質を悪化させるので、ブラインシュリンプは少なめに与えてください。また、この時点でレッドラムズホーンなどのスネールを数匹水槽に入れておくと、食べ残しのブラインを食べてくれるので水質の悪化防止にかなり役立ちます。ただし、スネールは頼みもしないのに(笑)爆発的に増殖しますので、増えすぎるようならば容赦なく処分(アベニーパファーの餌に最適)しないと、後で泣きを見ます。 ブラインシュリンプは可能であれば1日2回与えたいところですが、サラリーマンなどにそれを望むのは酷というものです。したがって、朝出勤前に与えていくと言うのがベターでしょう。夜、会社から帰宅してから与えたのでは、稚魚達がブラインを食べつくす前に消灯という事になりかねません。やはり、朝頑張ってください。稚魚達がブラインを食べるようになれば、しばらくの間は飼育者はまったく同じ作業を数日間行う事になります。したがって、ベタ繁殖日記の続きは数日後と言う事になりますのであらかじめ御了承ください(笑) 話は変わって、上の写真はブルー&イエローのショーベタです。ブルーと言うよりはブルーグレーに近い渋い色合いですが、上品な美しさがあるため結構ファンはいるようです。写真の魚は、尾開きはショーベタとしては標準的で、スーパーデルタテールと言えるでしょう。しかし、背ビレがやや貧弱なのが残念です。理想を言えば、背ビレが体のもう少し前方から始まり、全体の輪郭が円に近いものを理想とします。また、ボディがやや細身で尾の付け根も細いため、今後トレーニングを重ねても驚くような尾開きになる可能性は低いでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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