テーマ:水系ペットのお話(2843)
カテゴリ:水棲生物
![]() 光メダカの最大の特徴は、背中にキラキラと輝く金属光沢があることでしょう。また、背ビレが他のメダカのカラーバリエーションと異なり幅広いことも特徴の一つです。また、尾ビレはひし形をしている個体が多いようです。光メダカは、なぜか理由は判りませんが本来背中側である部分に腹側の一部が出現してしまった突然変異です。背中のキラキラした部分は、腹部の内臓を覆っている銀色(虹色素)が背中に移ったものですし、幅広い背ビレは、本来は尻ビレ起源のものだそうです。これって何かに似ていませんか?そうです、ショーベタのダブルテールとまったく同じ突然変異なのです。 光メダカは、メダカの様々なカラーバリエーションすべてに出現すると思われます。ちなみに、写真の個体は白メダカの光バージョンと言う事です。どのカラーでも光物の観賞価値はかなり高いと思いますが、あまりにも奇形が眼につくのがチョット気になります。ショーベタのダブルテールも同様ですが、ショップなどの販売水槽を見ると歪んだ体形の個体が過半数を占めているような気がします。もっとも、光メダカ自体が一種の奇形なのですから考え方の問題かもしれませんが、見る者が辛くなる様な歪な魚を平然と販売する方の神経が理解できません。 メダカの品種改良を進めてより観賞価値を高めるのは素晴しい事だと思いますが、一方で光メダカやバルーンメダカなど本来のメダカの体形とは程遠い品種がどんどん作出されていくのを見ていると「メダカよお前はどこに行くんだい?」と心配になってしまうさかなおやじなのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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