さかなおやじのひとりごと

2005/10/20(木)20:47

グリーンネオン この違い判るかなぁ?

熱帯魚(285)

 今日のアップはグリーンネオン(Paracheirodon simulans)です。ブラジルのネグロ側に生息する、いわゆる「ネオン3兄弟!」の末弟です(笑)。今や、ほとんどショップでこのネオン3兄弟を見かけるようになってきましたが、この3種の違い当然知ってますよね?えっ、よくは知らない??判りました。この際なのでここできちんと解説しておきましょう!  まず、一番最初は今日のお題にもなっているグリーンネオンです。よく、腹部の赤い部分が少ないとか色が薄いとかを判別方法としている書籍や雑誌を見ますが、これだけでは不十分です。この方法では色の良く出ていないネオンとの区別が出来ません。一番確実なのはブルーのラインの長さでしょう。3種の中で、尾鰭の付け根までブルーラインが続いているのはグリーンネオンだけです。これなら、かなり幼魚の内から区別する事が出来ます。  次にカージナルテトラです。こちらはブルーラインと言うよりは腹部の赤く染まる部分に着目するのが一番確実です。3種類の中でカージナルテトラは唯一、ブルーラインの下側全部が赤く染まりますから。ブルーラインについては、ノーマルタイプとショートラインタイプがあることはこの間説明しましたよね。ちなみに、下の写真はショートラインカージナルです。  そして、最後がネオンテトラです。体を走るブルーラインが短く、しかも腹部の前半部分は銀色、後半部分が赤く染まるのがネオンと言う事ですがそんなことより「上の2種の特徴に当てはまらない魚=ネオン」と言う消去法で行った方が簡単です(笑)  さあ!これでネオン3兄弟の見分け方は完璧ですね?ところで、グリーンネオンって3種の中では一番華奢な外見ですが、見かけによらず丈夫です。したがって、飼育に際して特別注意する点はありません・・・あっそうだ!一つだけありました(笑)。グリーンネオンは結構草食性の傾向が強いので、すごく柔らかい水草の葉などはカジカジされてしまいます。水草レイアウトをメインに考えている水槽では、グリーンネオンは避けた方が無難かも。

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