さかなおやじのひとりごと

2005/10/30(日)19:08

底砂のカラーについて

飼育器具・用品(40)

 今日はいつもとは少し趣向を変えて、魚抜きで行きます(笑)。皆さんは、水槽セットする時何に一番気を使いますか?もちろん水槽のサイズと言う答えが一番なんでしょうが、実のところ設置できる水槽のサイズって、スペースの問題ではじめから決まっている事多くありませんか?そうなると、その分フィルターにこだわってみたり、蛍光管の種類変えたりしますよね。そんな時、底砂って考えた事はあるでしょうか?  意外と人によって使用する底砂決まってたりするようで、何種類もの底砂を水槽ごとに使い分けている人なんぞにはあまりお目にかかることがありません。ショップでも、店内で使用している底砂は一種類だけの場合が多いし・・・と言う事で、今回はカラーリングの大きく異なる2種類の底砂を使って水槽をセットしてみました。両者の違いがはっきり分けるよう、レイアウトは出来る限りシンプル(と言うより、ミクロソリウムをポンっておいただけじゃん!)にしてあります。  まずは、黒い底砂を使ってみました。観賞魚飼育のスタンダードとも言える大磯(南国砂)よりも更に黒味が強い天然砂です。多くの方がイメージする観賞魚用の底砂ってこんな感じじゃないでしょうか?このような暗色系の底砂を使用する利点は、とにかく落ち着いた雰囲気になる事でしょうか。あっ、それから今回は底砂のカラーリングにだけこだわって話をするので、水質に影響を与えるか否かなどのほかの要因は無視する事にしてますのであしからず・・・  また、魚も落ち着きやすいのか一番美しい体色を見せてくれるのも、暗色系底砂で飼育している時ではないでしょうか?さかなおやじのところでもデジカメで撮影する際は、底砂にこの手の暗色系の底砂使うことが多いですね。  逆にこちらは、明るいベージュ色の天然砂です。とにかく水槽が明るく感じます。実際に明るいようで、撮影の際に同じ照明でもシャッタースピード上がります。ただ、どうしても魚の落ち着きと言う面から言うと暗色系の底砂には劣るようで、一部の魚などは明色系の底砂を使用した水槽ではどんなに上手く管理しても綺麗な色彩を見せてくれないことさえあります。  ・・・と、ここまでを見てくれば暗色系vs明色系の勝負は一目瞭然で、暗色系の圧勝~♪となる筈なんですが、世の中なかなか理屈だけでは割り切れない部分があるもんでどちらのカラーにもちゃんと支持者が付いています。かく言う私めも実は「明色底砂支持派!」でして(笑)。  理由は、暗色系の底砂だとなんとなく不自然に感じてしまうからです。と言うのも、若い自分にはいろんな国のジャングルの中フラフラしてましたけど、一度たりとも暗色系の底砂を見かけたことがないんです。どちらかと言えば、珪砂のような明るいベージュ系の細かい底砂か明るいグレーの川砂、もしくは落ち葉や泥などが堆積した暗褐色の水底しかお目にかかった事がないと言っても過言ではないでしょう。  実は、日本のアクアリウムの底砂には暗色系のものが多く使われていることは欧米のアクアリストにも奇異に映っている様で、「何で、日本人は底砂黒いやつ使うんだ?不自然じゃないか!」と欧米人に言われた事は一度や二度ではありません。  別にだからと言って、暗色系の底砂を不自然だと言って一段下に見る気は毛頭ありません。欧米人がなんと言おうと良いものは良い!これでいいと思いますしね。でも、明色系の底砂では良い体色が出にくいの判っていながら、現地で見かけた光景が頭に浮かんできて、ラスボラとかプンティウスをベージュの底砂で飼育しちゃうさかなおやじでした(笑)さて、皆さんにはお気に入りのの底砂ってありますか?

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