テーマ:熱帯魚&水草の話(1176)
カテゴリ:熱帯魚
![]() もっともこのラスボラはよく判らない所があって、同じ名前で明らかに数タイプの魚が入荷してきます。今日の写真のようにブラックラインが明瞭なものが真のアギリス種であると言われており、ブラックラインが不明瞭な個体はタエニアータ種(Rasbora taeniata)であるとされていますが、確証があるわけではありません。でも、ラインが明瞭な個体の方が間違いなく美しいのは確かなので、購入の際には注意を要します。この2タイプは産地が異なるとされており、両者が混ざって輸入されてくる事は無い様なので、ショップで見かけた時にブラックラインが不明瞭な個体は購入を見送った方が無難でしょう。頑張って飼育を続けても、ラインは明瞭になりませんから・・・(苦笑)。 ![]() 飼育に際しては弱酸性の軟水を好むとされていますが、ろ過の効いた清浄な飼育水であれば特に問題はないようです。非常に温和な魚なので、同居の魚には余り気性の荒い魚は避けてあげたいものです。また、元来群れで生活する種類なので飼育尾数が少ないと、水草の陰などに隠れてなかなか水槽前面の開けた空間には出てきてくれません。餌はフレークフードで問題ありません。 ![]() シャープなフォルムと言い、生息環境と言い以前紹介したレッドラインラスボラと非常によく似通っています。また、レッドラインラスボラにもレッドラインが不明瞭な別タイプが存在するところもそっくりで、非常に不思議な気がします。彼らが、密生したクリプトの林の中を泳ぎまわる様はまさに玄人好みの落ち着いた水景となります・・・が、我が家にはクリプトが密生した水槽なんてないので、ミクロソリウムの林で彼らには我慢してもらってます(笑)。 そろそろ、温室内も増築工事からひと段落した所だから、今度の休みにでもクリプト密生水槽作ってブラック&レッドラインでも混泳させようかなぁ~。と考える今日この頃です。もちろん水槽の題名は「赤と黒」にします(笑)。そう言えば、スタンダールの小説にありましたね~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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