テーマ:熱帯魚&水草の話(1175)
カテゴリ:熱帯魚
![]() レインボーフィッシュの仲間はオーストラリアやニューギニアに生息する淡水魚で古くから観賞魚として親しまれてきました。画像を見ればお判りのように、非常にカラフルな種類が多く飼育も容易なので欧米では非常に人気の高いジャンルになっています。趣味の本から専門書まで多数の「レインボーフィッシュ関連書籍」が出版されている事を見ても、このグループに関する関心の深さがうかがえます。 然るにっ!なぜか我が国ではレインボーフィッシュの仲間は人気がありません。例外は以前紹介したポポンデッタレインボーやニューギニアレインボーなどの小型種ですが、こちらはレインボーの仲間としてはむしろ例外に属する魚達で、ほとんどのレインボーは今回紹介した画像のような体形で、体長は6~10cm位あるのが普通です。 これから数回にわたって、なぜ我が国ではレインボーフィッシュの人気がないのかを考えて行こうと思います。かく言うさかなおやじもレインボーフィッシュはそれほど好みではないのですが(苦笑)。それでも、我が国でもう少し認知されてもいい魚たちであるとは思っています。このブログで、皆様からの様々な御意見をいただければ、レインボー不人気の秘密!(笑)が少しは見えてくるのではとチョット期待しています。 ![]() まずは第一回なのでレインボーフィッシュの長所について少し述べておきましょう。まず、非常に幅広い水質に適応できる事があげられます。レインボーフィッシュに適した水質を説明するよりも、適さない水質を述べた方が簡単そうです。つまり、極端に酸性に傾いた水質でなければまったく問題は生じません。我が国の水道水を使っている限り、水質にはまったく考慮する必要はありません。もっとも、水質の悪化に関しては他の観賞魚同様ですからどんな汚れた水でもOKという意味ではありませんのであしからず・・・ 第二に協調性もまずまずで、他の魚にダメージを与えるような事はありません。仲間内では若干の小競り合いがありますが、どちらかが傷つくほどではなくむしろオス同士が闘争している時こそレインボーが最も美しい体色を見せてくれる時でもあります。 第三に餌の好みもあまりありません。人工餌でまったく問題なく飼育可能です。ただ、レインボーフィッシュは中~上層を泳ぎ回るタイプの魚なので浮上性の餌の方が好ましいでしょう。 そして、第四番めの長所として繁殖が容易な点が上げられます。レインボーフィッシュの仲間は透明で大きめの卵を水草に絡み付けるようにして産卵するタイプで、普通に飼育していれば毎日の様に数個ずつ卵が産み付けられるほどです。今回も、撮影水槽に移したペアが早速産卵行動をはじめ程で誰でも簡単にレインボーフィッシュの繁殖が楽しめます。 とまぁ、ここまで長所を挙げてきたのですが何か問題点ありましたでしょうか?何でここまで優れた観賞魚のグループでありながら、我が国では不人気なのでしょうね~??欧米のアクアリストから見ても、我が国のレインボー不人気は結構謎みたいで、Why??と尋ねられた事も一度や二度ではありません。それでは次回からは、レインボー不人気の秘密に迫りますっ!(笑)。乞う御期待!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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