さかなおやじのひとりごと

2006/01/05(木)15:25

シグナルテトラ 野獣の感で雌雄を判別?

熱帯魚(285)

 今日のアップはシグナルテトラです。かなり珍しいテトラですが、この種単独で輸入されてくるので、入手困難と言うほどでもないでしょう。シグナルテトラは体長2cm前後の可愛らしいカラシンで、一見するとレモンテトラの幼魚みたいですが、背ビレにオレンジ&ブラックチップがあるのが特徴です!・・・と言うか、それ以外には目立った特徴なんてありません(笑)  この魚はわが国に紹介されてから20年以上経過したにもかかわらず、いまだ種類が判りません。まったく記載されていない新種なのか、アクアホビー界の我々がトロイのかは別ですが、早く正体が明らかになって欲しいものです。ところで、この魚は「パンチョ・テトラ」の名称で売られていることもあります・・・が、パンチョって何??(爆笑)。一体この魚のどこがパンチョだって~の!いつもながらに、魚のネーミングをつける方々の、研ぎ澄まされた感性には感動させられますね~♪例のプレコ辺りに超素晴しい(笑)、アカデミックなネーミングを付けておられる方辺りが、案外この「パンチョ」の名付け親かもしれません。  パンチョかどうかはともかくとして(笑)、シグナルテトラは温和で飼育しやすいテトラです。やや臆病なところもありますが、他の魚との協調性もよくコミュニティタンクでの飼育にも適しています。餌はフレークフードでなんら問題ないようですが、現在輸入されてくるほぼ100%が現地採集個体のためか、やはり生餌を与えると食いつきが違います。特に、孵化したてのブラインシュリンプは大好物なようで、これを与えている、無しでは魚の状態が違います。  ところで、今年度の目標である「繁殖」、この魚でもチャレンジしてみようと考えています。もちろん、いまだシグナルテトラのブリーディングは未経験です。ここで問題となるのが、オスメスの判別です。何しろ学名でさえ判っていないような魚ですから、オスメスの判別方法なんておそらく誰も知らないでしょう。そんな時、さかなおやじはどうするのか?  カラシンやコイ科魚類の場合、まずは体色や体型の違い、鰭の伸び方などを複数尾を同時に泳がせて観察します。大概これで雌雄の区別は付くものですが、この魚は結構手ごわそうです。さすがパンチョ!(笑)。さぁ!どうする?さかなおやじ!!  ・・・って、こう言う時は「野獣の感!!」(笑)がすべてです。今回写っている2個体のうち、背中のオレンジが鮮やかな方をオスと決めてしまいました~♪そうすると、もう一方がメスに見えてくるから不思議なもんです。と、まぁこんな調子でほんとに「シグナルテトラのブリーディング」出来るのかかなり怪しいもんですが、とにかく頑張ってみます。

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