テーマ:熱帯魚&水草の話(1176)
カテゴリ:熱帯魚
![]() ジェリービーンズと言えば、アメリカ辺りで人気のとにかくカラフルなマメ型をしたグミの事。この魚がグミキャンディ程カラフルかどうかは別としても、まずは妥当なネーミングではないでしょうか?少なくともパンチョテトラとは雲泥の差です(笑)。この魚性質は温和で、餌もフレークフードを好んで食べてくれるのですが、それほど飼育は簡単ではないような気がします。どういう訳か、水質の悪化には他の魚よりも少々敏感なようで大量に詰め込んでやや悪化気味のショップの販売水槽では、エロモナス病にかかったこの魚をよく見かけます。 わが国に紹介された当初は、1尾¥2000オーバーと言う、小型カラシンとしては破格(笑)の高値でしたが、最近では養殖ものが出回るようになったこともあり、ワンコイン(¥500)で購入可能なところまで価格がこなれてきました。それだけに、この魚を飼育するチャンスも増大したと言えますがチョット飼育難魚であることは変わらないので、なかなか成熟した個体に育て上げている人は少ないかもしれません。 サイズがミニサイズのなので、30cm以下のキューブ水槽辺りで飼育したくなりますが、可能であれば水質の安定した90cm以上の大型水草レイアウト水槽で数少なく飼育すると上手くいきます。ちなみに、画像の個体はまだ若魚でこの魚本来の魅力を十分に発揮しているとは言えません。成熟したジェリービーンテトラは全身がメタリックグリーンに輝き、各ヒレのオレンジ色もより一層鮮やかになります。ただ、ミクロラスボラ・グリーンネオン(Microrasbora kubotai)でも同様のことが言えますが、メタリックグリーンのボディは水草のグリーンと保護色のような関係ですから、水草の繁茂した水槽内を泳ぐジェリービーンの群れは、想像よりもかなり目立たなく期待はずれに終わってしまう可能性もあります(笑)。 ![]() ちなみに、以前はすべて現地採集個体だったためこの魚が入荷したての時に、水槽にへばりついてよ~く観察すると(苦笑)、普段は絶対お目にかかれないような西アフリカ産の超珍カラがゲットできたもんです。最近では、ほとんどが養殖物と思われますが、もしワイルド個体を販売しているのに出くわしたら即!水槽にヤモリの如くへばりついてじ~いっと観察しましょう!!
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