テーマ:熱帯魚&水草の話(1118)
カテゴリ:熱帯魚
ところで、ショーベタと同じくショークラウンでも尾ビレをはじめとする各ヒレの形状はピンキリです。コレばっかりは、色彩と違って個人の好みと言う訳にはいかず、どなた様も少しでもヒレの開き具合の良好な個体がより素晴しいと言う認識で一致するんだと思います。 でもって、どうしてこのように個体差が生じてしまうのかと少し考えてみたりしました。尾ビレに限定して見てみるとショーベタの場合ですとヒレのレイ(fin ray)つまり、ヒレの中に骨みたいに見える細い筋があるじゃないですか、あれをレイ(軟条)と言うのですが、それが先に行くにしたがって分岐してるんですが、この分岐の回数が多ければ多いほど、つまり先に行くにしたがってより多くに枝分かれしているほど尾開きは良くなるとされています。・・・って言うか普通に言えば当たり前の話ですけど。 でも、ショークラウンの場合は個体によってあまりレイの分岐回数に差が見られないんですよね~。ちなみに、ほとんどの個体のレイは根元部分では11-13軟条で、しかも軟条の数と尾開きの相関関係があんまり認められない気がします。 でも、色は別にして全体の形で考えればどう見たって1枚目の画像の個体の方が断然イイですからね~。ここん所に関して、バンコクで親しくしているショークラウンのブリーダーに尋ねてみた所実に明快な回答が帰ってきました。 「根性のある奴は尾開きがいい!」(笑) あんたね~、スポコンじゃないんだから根性って・・・。でも、その後の彼の話を聞いて少しだけ納得。つまり、根性のある奴っていうか闘争本能の強い個体はより多くの時間ヒレを広げて相手を威嚇するフィンスプレッディング(フレアリング)をしているので、おのずと尾の開きが良くなるというのです。以前、ピアノを極めた人の指は常人よりも大きく開くって聞いた事がありますが、コレと同じか・・・ってピアニストの方スイマセン(笑)。 彼の理論では、あくまでもヒレの開き具合は本人(ベタの事です)の努力次第って事でした。しかし、実際には尾開きの良好な系統って言うのは確実に存在するはずなんですが、彼の建物で言えばほぼ全壊状態の物凄いブロークンイングリッシュでそれ以上の会話を続ける気力がなかったので「おおっ、そうかぁ~、そうだったのかぁ~ッ!!」って感心しておくに留めました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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くらべると、素人の私にもはっきり分かります。
根性・・・?(笑) 生きる為の力が、美しさを育むんですね。(^^) ベタのオスが美しいのは、メスの気をひく為なんでしょうか? ブラインシュリンプは孵化しませんでした。 残念です。(TT)ダメもとですが、 水を抜いて、乾かして冷やして・・・もう1度トライしてみます。 (2007/11/29 08:54:02 PM)
たしかにショークラウンの尾開きって結構個体差がありますよね
だから、カラーは凄くいいけどヒレが・・・っていう残念なのも多いですよね 尾開きは根性で決まる、っていう理論でいくと ただの並クラウンとして産まれたやつでも 恐ろしいほどの根性持っていたら そこそこ開くってこと? (2007/11/30 05:28:58 PM)
>くらべると、素人の私にもはっきり分かります。
>根性・・・?(笑) >生きる為の力が、美しさを育むんですね。(^^) >ベタのオスが美しいのは、メスの気をひく為なんでしょうか? > >ブラインシュリンプは孵化しませんでした。 >残念です。(TT)ダメもとですが、 >水を抜いて、乾かして冷やして・・・もう1度トライしてみます。 ----- まぁあくまでもタイ人のブリーダーの説ですから(笑)。しかも、彼の物凄いブロークンな英語を、語学力に乏しい私が翻訳している訳ですから実際には「尾開きは系統による所が大である・・・」って彼は言いたかったのかもしれませんし(笑)。 フェアリーシュリンプダメでしたかぁ~?うーん、確かに保存状態に孵化率が大きく影響されるんですよね~。その辺りはイギリスの種苗飼料メーカーともども頭痛の種になってます。 (2007/11/30 06:28:16 PM)
>たしかにショークラウンの尾開きって結構個体差がありますよね
>だから、カラーは凄くいいけどヒレが・・・っていう残念なのも多いですよね > >尾開きは根性で決まる、っていう理論でいくと >ただの並クラウンとして産まれたやつでも >恐ろしいほどの根性持っていたら >そこそこ開くってこと? ----- まぁ、彼の理論を信じるならば「大リーグボール養成ギブス」をはめて、夕日に向かってうさぎ跳びを繰り返せば誰でも「巨人の星」になれるって事ですね(笑) (2007/11/30 06:29:37 PM) |
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