テーマ:熱帯魚&水草の話(1174)
カテゴリ:私的熱帯魚図鑑
![]() 簡単に言うと、レインボーフィッシュという魚はトウゴロウイワシ目という大きなグループに属する魚の俗称で、オセアニアに棲息する種がほとんどですが、馬鹿にしてるとアフリカにだっていたりします。残念ながら我が国には棲息していませんので、もしお近くの河川で見かけたって言う方は、特定外来生物関連のお役所に通報してみましょう(笑)。話がそれちゃいますけど、あの法律って一体なんだったんでしょう?お役所主導でアレだけ大騒ぎして、喉もと過ぎればなんとやらで、今では誰も知らん顔!まぁ、我が国のお役人様のお仕事の典型と言えるでしょう。当時の担当大臣は小池さんだったような気がしますが、釣り人の猛反対を押し切ってブラックバス指定したりしてましたが、担当大臣辞めちゃうと興味までなくなっちゃうんでしょうかね~?私個人は法案自体には賛成ですが、やるならちゃんと継続しろよなッって言いたいだけです。 さて、話を元に戻してっと(笑)。このレインボーフィッシュは我が国での人気はサッパリと言うレベルですが、実は欧米では結構な人気者なんです。少なくともテトラやラスボラクラスの人気はあるでしょう。レインボーフィッシュだけを扱った趣味の本だって何冊も出てます。そんなレインボーフィッシュの魅力について、かつてドイツ人の知人とアメリカ人の知人に尋ねてみた事があります。期せずして2人の答えは同じで「キレイだし飼い易い、それに種類が豊富だから飽きが来ない」ってものでした。 ![]() まぁ、レインボーって名前が付けられたくらいですからキレイなのは当然でしょう。じゃあ、なんで我が国での人気はサッパリなの??・・理由は色々あるでしょうが、私なりに考えてみました。 まず最大かつほとんどのウエイトを占める理由がサイズがデカイ!コレに尽きるでしょう。・・・と言っても、どの種類もせいぜい体長10cmに満たないサイズです。ただ、住宅環境の劣悪な我が国では90cm以上の大型水槽を設置できる人なんて僅かでしょう。ほとんどの方は60cm水槽かヘタすりゃ30cm以下の小型水槽。コレじゃ、小型のレインボーしか飼育できませんわな!欧米では1mオーバーの水槽なんて別に珍しくもなんともないですから、体長10cmなんてものは実に可愛らしいドワーフなサイズなんでしょう。 第2の理由として、我が国ではレインボーフィッシュの仲間は汽水魚と言うカテゴリーに区分される事が多いという問題があるのでは?確かに海水起源の魚達ですが、実際には塩素中和しただけの水槽水でまったく問題なく飼育可能な丈夫な奴らです。この辺りは、雑誌や書籍関係者の責任大ですぞっ!レインボーは汽水魚じゃないってば!! 最後に、コレは私だけの理由かも知れませんが、大型になるレインボー(って言っても前述のようにせいぜい10cm)のほとんどは、老成すると背中が盛り上がってくるんですよね~。うーんと、判りやすく例えるとアジの開き見たいな形(笑)!どうしてか判りませんが、この手の形状が苦手なんです私。上物リュウキンの背中の盛り上がりもダメですし、フラワーホーンの頭のコブも苦手です(苦笑)。 まぁ、初っ端からレインボーの短所ばかり挙げてしまった気がしますが、そんなレインボーでも捜すと小型で水草水槽にピッタリな美麗種が沢山いますから、次回からしばらくの間そんな魅力溢れる?レインボーの世界に迫ってみたいと思います。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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