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親父が英語教師だったって言うのに英語の成績が赤点ギリギリだった私も、かつてはその類の人間でした。ドイツの会社に勤めた際も、最初の世界支社長会議でまったく発言できずアホウのように薄ら笑いを浮かべるだけで、その年の広告費用割り当てを主張できなかったばかりに、1年間日本支社の広告費用が¥0と言う事態を招いてしまいました。 そこで一大発奮した訳なんですが、元来ずうずうしく自己中心的な考え方の人間なので「よしっ、それじゃあ英会話スクールに通って流暢な英語話せるようになろうっ!」とか言う考え方には到達しません。「俺は日本人なんだから英語なんて下手で当然!なぁ~に、文法なんて発音なんてアオウトオブ眼中で、とにかく単語の羅列でいっちゃえ!!」とまぁ、周りの人間からすると呆れて物が言えない発想でいく事に。 それでも、何とかなるもんなんですよね~。後になって少し余裕が出てくると、かつてはネイティブのように流暢に話しているかのように聞こえたドイツ人やフランス人の英語もかなりひどい!それに、アメリカ人とかオーストラリア人のように英語を母国語に使っているはずの連中だって「三単現のs?なにそれ?」仮定法過去とか使おうものなら「何、その時代がかったくどい言い方?」とか言いだす始末。考えてみりゃ、我々日本人の日本語レベルだってねぇ(笑)。 とにかく、そんなもんです。あまり身構える事無く、とにかく身振り手振りで頑張ってみましょう。あっ、それから市場の人たちは基本的には英語も日本語もまったく理解しないと考えていた方が無難です。それでは、場末の市場で必要となるタイ語を少しご紹介しておきましょう。 まずは、これください(=コー・アンニー)。まぁさすがにこの一言くらいは話さないと市場では通用しないと思います。微笑んだまま店の前にたたずんでたりしたら、危ない奴と思われ警察呼ばれかねませんしね。指差しながら「コーアンニー」って言えばOKです。 いくらですか(=タウライ?)は意外と使えません。って言うのも、せっかく相手が値段を教えてくれても、それがタイ語じゃねぇ(笑)。「イーシップ。バーッ」とか言われても最初はなかなか理解できないもんです。これに対処する方法は以下の3つ。 1.まず第一に、タイ語で数字をどう言うか勉強する。 2.電卓を持ち歩き、買い物の際に「タウライ?」って言いながら電卓を相手に見せる。 3.ひとまず20バーツ札(50円位)を渡して、相手の反応を見る(笑)。 そうそう、ちなみに庶民の生活の場である市場ではあんまり値切ったりしないように。無視されます(笑)。観光客相手の市場では始めからその辺り想定して値段つけてありますから、値切るのは結構ですけどね。 同様に意外と使えないのが「これは何ですか?(=ニー・アライ?)」これまた、相手が親切な人で客が外国人だからと思って、タイ語で滔々とまくし立てられても、それこそ豚に真珠状態ですから。 逆に、日本人の感覚ではあまり役立つとは思えないのに使えるのが「持ち帰り(=サイ・トゥン・ドゥアイ)」。正確には「袋に入れてください」って言う意味なんですが、タイの市場では食べ物や飲み物は何だってビニール袋に入れちゃいます。それがラーメンであろうと、得体の知れないスープであろうと、場合によってはアイスコーヒーだってビニール袋です。市場で、得体は知れないがなんだか食欲をそそる物見つけたら、迷わずその場に直行し「コー・アンニー。サイ・トゥン・ドゥアイ」ってやりましょう。後は、ホテルの自室に持ち帰って、恐る恐る賞味するだけです。 後、屋台で何か注文してる時なんか店の人間が「どっから来たの?」とか尋ねてくる(もちろん、タイ語で)時がありますが、無視するのも失礼と思うなら「日本人です(ペン・コン・イープン)」とか「判りません(マイ・カウジャイ)」とか言っておきましょう。そうすれば。相手も「何だ、アホウな日本人か。じゃあ、話しかけても無駄って事だね」って思ってくれます。 それと、タイ人って奴は恥ずかしがりやですが非常に親しみやすい連中です。ホテルのドアマンとか近くの屋台のおばちゃんとかには目があったら「こんちわ(=サワディー・カ)」って言っておきましょう。次の機会からは、相手からこちらを見れば微笑みながら挨拶してくれるようになるはずです。それと、語尾の「カッ」は男性形ですので、女性の場合は「カーッ」ってなります。あなたが女性の場合、ホテルに帰ってきた際にドアマンが「サワディー・カッ」って言ってくれたからって、ついつい「サワディー・カッ」ってオウム返しにしないようにね。まぁ、相手も気にしないでしょうけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/07/08 12:31:16 PM
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