2013/02/27(水)12:16
2013年 バンコク最新ベタ事情 VOL.02
前回に引き続き、今回はプラカット編です。ショーベタに比べて、零細業者の多いプラカットでは、バンコクにおけるブリーダー減少の影響は多大です。ブリーダーの数自体は、もともとゴマンといたので少々淘汰選別されても大丈夫なんでしょうが、何しろ手掛ける品種が偏ってしまっています。
かつては、マーブル以外の品種は市場で簡単に入手できたので、後は目ぼしいブリーダーの元を訪問し直接マーブル系個体の買い付けをすれば事が足りていました。でも、今はどうした事か猫も杓子も、どいつもこいつも「なぜかトリカラー・マーブルばっかり生産」しちゃっています。
マーブル大好き人間である私にとっては本来歓迎すべき状況なのかもしれませんが、こうも偏ってくるとかなり心配です。品種が偏ると言う事はプラカットの選択の範囲が狭まる訳で、より多くの方にプラカットの魅力を浸透させるには非常に困った状況に陥っている気がします。しかも、マーブル以外の品種が希少になった事でその価格が高騰し、いまやショーベタならハーフムーンレベルが2、3個体購入出来てしまう仕入れ価格って一体どう言う事??
我が国では「プラカットはショーベタより安価」と言うイメージが強いだけに、あまり高値では販売できないでしょうし、だからと言ってほとんど利益が出ない状態で頑張って販売してもなぁ。さらに、「アベノミクス」とやらの影響でここの所円が極端に安くなった事が、更にこの状況を悪化させています。
本当は「プラカット専門店」としてスタートさせたはずの逸品堂なのに、いまや仕入れてくるプラカットの大半は会員様からの事前予約個体ばかりで、一般販売向けの個体はほとんどいないと言う月がここのところ続いています。