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テーマ:気になったニュース(30245)
カテゴリ:個人情報保護・コンプライアンス・CSR
アイフルが業務停止、先週末に大きく報道されましたね。
新聞やテレビなどでたくさん出ているので、今回は、新聞記事のリンクではなく近畿財務局の告知にリンクしておきます。 「アイフル株式会社(貸金業登録業者)の業務停止について」(近畿財務局) アイフルからの文書はこちら。→「行政処分に関するお知らせ」 ちなみに、今行政処分中なので、アイフルのホームページ(http://www.aiful.co.jp/)に行くと「お詫び」の画面が出るようです。 最近体調が悪くてかなりブログ更新が遅れがちなんで、 ろじゃあさんのエントリー「アイフルの全店舗業務停止・・・厳しいのは確かですね」を見て、コメント代わりに記事書きます。 ろじゃあさんのエントリーに、「通常、コンプライアンスがしっかりしているというか法務部が法務部なりに機能している上場企業であれば」というフレーズが出てくるのですが、私も、まがりなりにも上場企業であれば最低限のコンプライアンス教育はできているものと思っていました。 でもあれですね、事実関係がどんなんだったかは、財務局からの処分内容でなんとなく分かりますが、貸金業者は貸金業法でいろいろ厳しい制限があるにもかかわらず、こんなこともできてなかったんか、と思われることばかり。 ノルマ、ノルマでいくら厳しくても、上場企業の社会的責任などもあるし、やっちゃいけないことだって分からないのかなあ、と思いましたが。。。 そこで思い出したのが、以前の職場。 人がどんどん辞めて、入れ替わるんですよ。orz 私は、教育係をけっこうやってたんですけどね、せっかく新人教育してもすぐ辞めちゃうんですよ。 長くても2年くらいしかいないと、いっつも新人ばかりの環境で、いっつも(コンプライアンス的なことを含めて)業界の常識から始まるんですよ。 弁護士事務所の事務職員であれば、最低限の基本は守秘義務とかお客様に対する接し方とかでしょうか。 で、それだけ入れ替わりが激しいと、それほど能力なくてもいいから一定以上は教えなくてもいいやという方針になってくる。 教育も追いつかなくて、だんだん、最低限もできない新人ばかりになってきたりします。 で、今回のアイフル。 カイシャの規模とかは全然違いますが、状況は似たようなもんなのかなぁ。 消費者金融とかって入れ替わりが激しく、定着率はものすごく低いって聞きますしね。 新人が多いからコンプライアンス守れてなくていいということではありません。 定着率悪いから、追いつかなくてしょうがないじゃんと言い訳することでもありません。 アイフルからの出された上記文書にも、「社員指導・教育の徹底」とか「コンプライアンス態勢の充実」とか書いてありますが、教育してもどんどん辞めていくのでは効果がないですよね。 該当社員に処分をするだけでも効果はありません。 そういう意味では、社員教育を徹底しますというだけでは実効性がないですから、社員を追い込まず、社内環境を良くすることが必要かと思いますね。 今までノルマノルマな消費者金融会社が、そんな風に変われるかどうか。 (ご参考) いろいろな方向から書かれていて、おもしろいです。↓ おかにゃんさん→「取立ては計画的に」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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法律って結構おもしろいですね!
また、宜しくお願いします。 (2006年04月18日 20時36分49秒)
この件に関しては,「どうする!?アイフル。」との標題の書き込みがネット上にわんさかとありましたね。
ましーんさんはさすがに書きませんでしたか。 どことはいいませんが,簡裁にいたとき,某一部上場貸金業者の法務部さんと裁判官が電話でずいぶんとやりあってたこと思い出します。 そこの法務部はコンプライアンスではなくていかに債権回収をするかということをときには脱法的に指揮する部署だったようです。 そういえば,確かに弁護士事務所の事務員さんって,裁判所からみてても入れ替わり激しいですね。 最後になりましたがお体お大事に~ (2006年04月18日 21時29分08秒)
こんばんは。
おっしゃるとおり,コンプライアンスを確立するためには,それをちゃんと理解する組織体制が必要です。そして,ちゃんと理解するためには社員教育が欠かせないわけで,社員教育の効果が出て来るには,社員自身がある程度会社に所属している必要があります。 人が変わりやすい職場=悪いとまでは言えませんが,特にそういう会社の場合,コンプライアンスの考え方が定着するような方策をしっかり構築するべきなのかもしれませんね。 (2006年04月19日 00時15分11秒)
satton2001さん
難しいところもありますが、おもしろいところもあります。 軽くおもしろおかしく読むなら、カテゴリ「こんなのありましたよ(法令判例リサーチ)」 http://plaza.rakuten.co.jp/machine10/diary/?ctgy=8 からどうぞ。(^^) またいつでもいらしてください。 (2006年04月19日 10時22分51秒)
アニキdeいがPさん
>この件に関しては,「どうする!?アイフル。」との標題の書き込みがネット上にわんさかとありましたね。 >ましーんさんはさすがに書きませんでしたか。 えへ。 既に、以前、「どうする~アイフル~」が言いたいがために書いた記事「アイフル一斉提訴」と「アイフル・・・どうする?またしても。」なんてのがあってねぇ・・・いい加減にそのフレーズやめておきました。(^^ゞ >そこの法務部はコンプライアンスではなくていかに債権回収をするかということをときには脱法的に指揮する部署だったようです。 ・・・はあ。まあ、債権回収も法務ではありますからねぇ。そればっかりやられるとちょっと法務としてどうなんかねぇ・・・。 >最後になりましたがお体お大事に~ !! そんな一行までコメントしてくださってありがとうございます。 お気遣いありがとうございます。毎日がんばります。(^_^;) (2006年04月19日 10時34分43秒)
おかにゃんさん
>コンプライアンスを確立するためには,それをちゃんと理解する組織体制が必要です。そして,ちゃんと理解するためには社員教育が欠かせないわけで,社員教育の効果が出て来るには,社員自身がある程度会社に所属している必要があります。 >人が変わりやすい職場=悪いとまでは言えませんが,特にそういう会社の場合,コンプライアンスの考え方が定着するような方策をしっかり構築するべきなのかもしれませんね。 そうですねー・・・ 定着しないといくらやっても効果がないし、人が変わりやすいんだったらそれなりのやり方でなんとかしないといけませんね。 でも、人が変わりやすいってことはそれなりになんか理由があると思うので、そっから変えた方がいいとは思いますが。。。 特に教育が重要な業界の場合。 (2006年04月19日 10時50分17秒)
人事政策とコスト管理とコンプライアンス・・・経営がしっかりしないとダメ。その経営にちゃんとリーガルリスクとして伝えられない法務部もダメ。
必要な人材教育の担当者とコストをケチる人事部もダメ・・・だめ出しは簡単にできるんですが、実際に研修する人の苦労は相当のものになってるとおもいます。せめてその苦労に気づいてバックアップする配慮が経営にあると・・・組織は結構「自生」していくもんなんですけどね。これがわからん担当役員とかが入ってくると・・・いろいろな展開があるのですよ。怖いですねえ(^^;)。 (2006年04月19日 20時44分03秒)
ろじゃあさん
>人事政策とコスト管理とコンプライアンス・・・経営がしっかりしないとダメ。その経営にちゃんとリーガルリスクとして伝えられない法務部もダメ。 >必要な人材教育の担当者とコストをケチる人事部もダメ・・・だめ出しは簡単にできるんですが、実際に研修する人の苦労は相当のものになってるとおもいます。せめてその苦労に気づいてバックアップする配慮が経営にあると・・・組織は結構「自生」していくもんなんですけどね。これがわからん担当役員とかが入ってくると・・・いろいろな展開があるのですよ。怖いですねえ(^^;)。 ----- そうですねぇ 上のいがPさんのコメントにもありましたが、法務の方針をどういう方向にするかを決めるのは上の方の人なんで、そっちのほうの問題が大でしょうね。 私も、こういう方向がしたい、と提案しても、一番エライ人から蹴られたことがあります。そこまでやる必要ない、って。(-_-) (2006年04月20日 09時21分26秒)
パンツ脱いで土下座!海老蔵、その姿を携帯で撮られていた!
暴行事件の騒動で今話題になってる市川海老蔵さん。 市川海老蔵さんは全治2カ月の重傷を負って土下座させられたらしいですが、都心の繁華街の出来事とあってネットでもその時の映像が流失してるみたいですね。 http://ebiebin.blog109.fc2.com/blog-entry-2.html 気になって探してみたら、ちょうど市川海老蔵さんが暴行を受けて土下座してる映像がサイトにアップされているのを発見しました。 http://ebiebin.blog109.fc2.com/blog-entry-2.html (2011年01月06日 16時25分07秒) |