ベンチを置こう4「ベンチを置こう2」でも語ったが、のちのちダンベルのみならずバーベルの入手も視野に入れているのであれば、フラット・ベンチではなくバーベル・ラックの付いたプレス・ベンチを購入する事も考えても良いという事は述べた。ただし、くどいようだが頑強な製品に限るのだがね。では今回はフラット・ベンチ以外の選定について、お喋りを始めるとするか。 まずはプレス・ベンチからだ。 やはり選ぶ基準は「重さ」に重点を置くと良い。フレームを構成するスチールの厚みや、シートを支える板の厚みに直結するからな。 極端に軽量なものは耐久性に不安があると思ったほうがいいだろう。 堅牢な製品を選べば、ダンベルトレーニングにも不安は無いはずだ。 あと、折畳み式もダメだ。 収納に便利などという理由でコレを選ぶんじゃないぞ。折畳めるという事は、可動部が多い。つまりグラツキの原因になる。快適なトレーニング・ライフを送りたければ、折畳めない物をチョイスする事だ。 そして、せっかくバーベル・ラックが付いているのだからラックの高さが調整できる物を選んだ方が、絶対に便利だ。 例えば同じベンチプレスでも、ワイドグリップ、ミディアムグリップ、ナローグリップで、それぞれ適度なラックの高さは変わってくる。 廉価品ではラックの高さ調整が出来ない物が多いので注意するんだぞ。 次に、シートの角度調整が出来るベンチの選定基準だ。 フラット・ベンチだけのトレーニングでは、どうしてもフォーカス出来ない細かい部位がある。そこで登場するのが、インクライン・ベンチだ。 こいつは、ベンチに寝転んだ時に肩の位置が腰よりも高くなるように、シートに角度のついたモノだ。 これにもたれてベンチプレスをすると大胸筋上部に著しい刺激を与える事が可能だ。またダンベルカールをすれば上腕二頭筋外側を発達させ、ド迫力の腕を製造するに至る。 トレーニング中級者以上の猛者なら、きっと欲しくなるに違いない。 ちなみにインクライン・ベンチは何段階かに角度調整できる造りになっているのが普通だ。ほとんどは180度~90度近くまで調整できるようになっている。たいていのメーカーでは「フラット&インクライン・ベンチ」または「アジャスタブル・ベンチ」と言う名称、或いは似たような名称で販売されている事だろう。 つまり、インクライン・ベンチとしてもフラット・ベンチとしても使用が出来るタイプの物だ。 だが先ほども書いたように、可動部のある製品はグラツキが多い。フラット&インクラインもシート角度をイジれる特性がゆえに、可動部が存在する。 しかしキチンとした物を選べば大丈夫なはずだ。 ただしフラット&インクライン・ベンチの選択にはかなりの眼力を要するので、購入にあたってはよほど気を付けなければならないが。 その構造上、個人的にお奨めのメーカーと製品はあるが、俺自身が実際に使用したのでは無いからここではは言うまい。 ホーム・トレーニングを積み重ねレベルアップを目指すなら、筋肉とともに、器具を見る眼をも養う事だ。 ジャンル別一覧
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