ダンベル・オン・ザ・ニーダンベルとベンチがあれば、自宅において、ほとんど全てのトレーニング種目が可能であると言っても過言ではない。中でも、もっとも楽しみである種目のひとつが「ダンベル・ベンチプレス」であると言えよう。ダンベルとベンチの組み合わせがあればこそ、安定して行なうコトの出来る種目なのだ。 逆に言えばこれらの機器が無ければ、実践が難しい。 この種目は、効果的に大胸筋に効かせるコトが出来るので、小山のように盛り上がった胸板を獲得するのにうってつけである。 さて、このダンベル・ベンチプレスを行なうに当たって、必要なテクニックがある。 ダンベル・ベンチといえば、ベンチに仰臥して、胸の前で両手に持ったダンベルを上下させる種目だ。 この種目を行なうためのスタート・ポジションを取るのが、実はムズカシイ。ベンチの上に仰臥した後に、床に置いたダンベルを拾い上げるのでは、肩の関節や胸の筋肉を傷めてしまう恐れがあるからな。 あるいは、終了後にダンベルを戻すのに難儀する。 精一杯ダンベル・ベンチプレスを行なったあとで、ダンベルを放り出せば、床へのダメージは計り知れない。 そこで登場するのが「ダンベル・オン・ザ・ニー」というテクニックである。 こいつを習得すれば、相当に重いダンベルでも軽々とダンベル・ベンチプレスのポジションに移行するコトが出来るのだ。 それを紹介しよう! まずはベンチの端に座り、ダンベルを両手に縦に持ち、太腿のヒザに近いトコロに載せておく。 そのまま一気に後ろに倒れ込みながら、ヒザでダンベルを蹴り上げる。 すると、あら不思議! 簡単にダンベル・ベンチのポジションに移行出来てしまうのだ。 あとは胸の位置に保持したダンベルを、限界まで上下させるセットをこなすのみだ! セット終了後は、ベンチに仰臥したままダンベルを保持し、縦に向けておく。 次に脚を振り上げ、ダンベルにヒザを付け、そのまま両脚を振り下ろす勢いを利用して、ダンベルごと上体を起こすコトが出来る。 初めは、 「ヒザでダンベルを蹴り上げながら後ろに倒れ込むなんて、危ないじゃないか!?」 と、思うかも知れない。 しかしながら、これがもっとも安全にダンベル・ベンチに挑むためのテクニックなのだ。 まずは軽量のダンベルから試すと良いだろう。 この「ダンベル・オン・ザ・ニー」をマスターすれば、ダンベルの重量が、片手あたり30kgであろうが40kgであろうが、楽にダンベル・ベンチのスタート・ポジションに入るコトが出来る・・・と断言しよう! そうなれば小山のごとき胸の隆起はおろか、そのカラダに「大胸筋山脈」をも築き上げられよう!! 頑張って「ダンベル・オン・ザ・ニー」を体得してくれ! ジャンル別一覧
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