ケーン’S トレーニング・センター   ☆ BBGYM堺支部

2013/08/08(木)11:19

拷問

日常雑記(249)

   このたび足の親指が腫れてしまった。まるで小さな風船を無理に膨らませたようにパンパンである。  じつは俺の足は巻き爪が酷く、うかつな切り方をすると爪の切り口が肉に喰い込んで、指を化膿させてしまうのだ。あろうことか大切なベンチ・プレスの試合前に、この状態に陥ってしまった・・・。歩くにも不自由なほどである。  他の選手はどうだか知らないけれど、俺の場合は高重量のベンチ・プレスに挑む際に足の親指でしっかりと床を掴むようなイメージでチカラを込めて脚を踏ん張るのだ。しかしながら、この状態では全くそれが出来ぬ。  8月5日(月)のトレ! 【ベンチ・プレス以外の日】 スクワット  60kg*10 ワイドグリップチンニング  自重*10 サイドレイズ  15kg×2*10 コンセントレーションカール  右 25kg*10  左 25kg*10 クランチ  20  足の親指に体重が掛からないよう慎重にトレを行なうも、やはりどこか無理があったのか、さらに腫れが酷くなってしまった。  翌日、脚を引き摺りながらシゴトを終え、病院へ直行。  俺の症状と原因が的確に医師に伝わらなければ、全く的外れな処置をされてしまい、いっそう事態を悪化させる恐れがある(いい加減な医者ほど、自分の診断が間違っていても、それを指摘されても覆さない傾向がある)。なので病院へ行くのならば試合後だと考えていたのだが、このまま放置していても良くなるコトは無く、試合の結果にも悪影響しかなさそうなので、やむを得ず受診に至った次第。  初めて飛び込んだ病院だったのだが、少々年齢を重ねた女性の医者の先生、 「爪の切り残しが尖(とが)っていて、それが肉に喰い込んでしまってますね」と、バッチリの診断。  これならば任せて安心。あとは足に麻酔を打ってもらい、肉に喰い込んだ部分の爪を除去し、消毒してもらえばOKだぜ。  と思いきや、 「下から爪を浮かせて、尖った爪を切りましょう」と仰るではないか。 『下から爪を浮かせる』ってまさか・・・。  不安を覚えるより先に、ナースが2人がかりで俺の足首をガッシリ固定。そして医者の先生、なんと麻酔も無しに俺の足の爪の下にピンセットのようなモノを突っ込んで爪を持ち上げ、患部に刺さっている部分を切り取るという暴挙に出た!  爪の下にモノを突っ込むだけでも激痛なのに、俺の場合は指がひどく化膿していたから痛さも倍加せり!  イメージとしては、痛感神経がむき出しになったところへボウガンの矢をブッ刺されたジャギ様である(元ネタを知らない人、すみません)。 さすがに「うぎゃあ~!」とは叫ばなかったが・・・。  処置が終わると医者の先生いわく 「爪の下にモノを刺すのは、昔からよく拷問で行なわれていたくらいですから、さぞ痛かったでしょう」だと。  治療費を払い薬局の処方箋を受け取り、さあ病院を出ようとすると、あまりの痛さにまともに歩けない! もしかして元よりも悪くなったんじゃないかと不安がよぎる。  ところが帰宅後、患部に薬を塗り、抗生物質をのんで一夜明けると、腫れと痛みが綺麗さっぱり消え失せているではないか!  かなりチカラを入れて足を踏ん張っても大丈夫のようだ。  これで思い切りベンチ・プレスが出来るというもの。病院に行って正解だったぜ。医者の先生、ありがとう!  8月7日(水)。 【ベンチ・プレスの日】 ベンチプレス  60kg*6  60kg*6  60kg*6(試合フォーム止めナシ)  60kg*6  80kg*6  100kg*6  120kg*1  140kg*1  150kg*1  160kg*1  165kg*1 ← 自己ベスト・タイ  167.5kg*0  157.5kg*1  160kg*1(以上、試合フォーム止め有り)  試合目前につき今さら回数挙げのセットを組んでのトレーニングはあまり意味がないだろうから、様々に重量を変えて1発試合挙げの実戦稽古を繰り返した。   「ケーン'S トレーニング・センター」内の自己新である167.5kgが挙がらなかったのは非常に残念。どうやら筋出力としては3月に参戦したJAPANクラシック時と同程度といったところか。  残す稽古日は試合2日前の金曜日のみ。  このまま本番まで、体調を崩すコト無く日々を過ごさねば。

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