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カテゴリ:お茶
先日、ぽかぽか陽気の中、
知り合いのMさまがご自宅でなさった茶事にご招待頂いた。 茶事とは、お茶の一番正式な形の物で、 抹茶を頂く以外に、懐石料理や、お酒なんかも出てくる。 若輩の私には、正直あまり経験がないのだけれど、 同郷のMさまに甘えて、思い切って伺ってきた。 写真は、当日に着た着物 お茶の稽古を中断して、はや9ヶ月。 着物を着る機会もすっかり減ってしまった。 正直、自分で着物を着るのは、一年ぶりくらい。 大丈夫なんだろうか・・・と、お呼ばれの前の日にこっそり練習してみた(笑) 着物は、ユニフォームのように着倒している角通しの江戸小紋。 数を持っていないので、これはとっても重宝。 帯は、伯母に貰った蝶々模様の名古屋帯。 私、この帯、正直、本当に好きなんです。 時期を選ぶので、今回、この時期に着物を着る機会があって嬉しい 私は、身長柄、着物を伯母や母から貰うことは出来なかったけれど、 帯なら、大丈夫!とばかりに、貰った一本。 (でも、昔の帯って、今の物よりちょっぴり短いんだよね。) 着てみると意外とうまく着られたけれど・・・ うーん。 私、最近ちょっと太りましたな。 体重計は、人生最大値を更新しそうな勢い。 2月末に知人の結婚式で、広島に帰った際、 先生にもお会いしたかったし、 以前通っていた着付け教室の先生に着付けをお願いした。 教室に通っていた頃のままの補正を準備していたら、 おもむろに減らされたもんな・・・ ついでに、帯の結び位置も、心なしか、低めにされた。 飾り結びを期待していたけれど、有無を言わさず、二重太鼓。 ・・・もう若くないってことね。 はぁ、せめて、このおばさん体型を何とかしないと。とほほ。 肝心のお茶事の方は、とっても素敵だった。 Mさまがたったお一人で、水屋からお点前まで全てこなされた茶事。 素晴らしい手際の良さで、 マンションの和室での茶事なので、お炭がなかったとは言え、 懐石も本格的な物だったのに、三時間ちょっとで終わってしまった。 春の山菜をふんだんに使ったお料理は美味しかったし、 目でも堪能させて頂いた。 お道具も、どれもMさまの思い入れがあり、 お話を伺うのも楽しかった。 連客の皆様とも沢山お話しさせて頂き、 楽しい春の一日だった・・・ ご自宅のドアを開けた瞬間から、 茶事が始まる前もお客を楽しませる数々の演出に、 驚きの連続。 ああ、お茶人さんって、本当にすごいなぁ。 みなさん、そのアイディアをどうやって、編み出すのかしら。 そして、いつか私もMさまのようになりたいな、 と、早くお稽古を再開せねば、と言う思いを強め、 Mさまのお家を後にした・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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