白雲自去来

2010/09/14(火)09:58

スペインパンダ ~だんなぱんがだんなぱんになった訳~

パンダ(35)

トップの写真にも使っていますが、そうなんです、新婚旅行はスペインだったんです。 スペインは、主にはアンダルシアの白い町をレンタカーでドライブして回る、と言うものでした。 車線もハンドルも日本と逆だし、道の標識は分からないし、 遊園地のアトラクションなんて比べ物にならないくらい スリル満点でした・・・ アンダルシアの山々、目の冴えるような青い海は、今でも瞼に焼き付いています。 そして、一日半の滞在となった首都マドリッド。 ここでは、一日は、プラドやソフィアの美術館巡りを・・・ 残った半日は、小さな美術館や、お買い物も・・・と思っていたのですが、 夫が、「パンダは見たくない?」と。 ううーん。 パンダは日本でも見られるし、中国にパンダを見に行ったならまだしも、 スペインにパンダを見に行くって、変じゃないですか? 独身時代、パンダを見たことのない夫にパンダを見せようと思い、 一度、神戸で会ったことがありました。 灘までJRで行って、王子動物公園と安藤忠雄設計の美術館のコースです。 熱い7月のことでした・・・ 夫は、初めてパンダが見られると思い、大興奮。 足早にパンダ舎に向かったのですが・・・ なんと、神戸パンダは、妊娠の兆候が見られるとのことで、公開中止中・・・ 「なんで、パンダ好きのくせに、その情報を入手していないのだ?!」と、 かな~り怒られました。 (ちなみに、この年の赤ちゃんパンダは、死産でした。カナシイ・・・ そして、タンタンくん死亡のニュースも、つい先日・・・) 旅行前も、何度か「スペインにはパンダがいるよ」とか、 「パンダ、見たい?」と聞かれていたのですが、 私は、スペインに行ってまでパンダ・・・と思っていたのに。 当日の朝までしつこく言われるとなると、 これは、私に見せたいのではなく、自分が見たいのでは と、ようやく思い至りました。 私が、「じゃ、パンダ見ようか!」と言ったときの、夫のあの笑顔・・・ スペインに行ってまで動物園に行く人はあまりいないらしく、 ガイドブックにもあまり詳しく情報が載っていない所を、 何とか知恵を総動員して、動物園にたどり着き、 開園前から、一目散にパンダ舎に向かうために、行列に並び・・・ 開門と同時にダッシュ、夫の走るのの速いこと、速いこと・・・ おい、こら、新妻ほったらかしかよ。 しかも、「パンダ舎はどっち?」と尋ねる夫に、地図を見ながら、 「ええーと、こっちかなぁ?」なんて答えると、 「何ですぐに分からないんだ?」と怒り出す始末。 パンダ舎らしきものを見つけると、 「パンダ、パンダ、パンダーーーー」と叫びながら、一直線・・・ 私たちって、やっぱりヨーロッパに行くと、チャイニーズに見えますよね。 向こうの人から見たら、何故チャイニーズが、自分の国の動物を大喜びで見ているのか、理解しがたかったに違いありません。 夫は、私と一緒に写真を撮るのは絶対嫌がるくせに、カメラを向けると、 にっこりパンダとツーショットにおさまるではありませんか・・・ パンダ舎にはりつくこと数時間、夫は、神戸でパンダを見損なった無念をはらし、 初めてのパンダをじっくり堪能したのでした・・・ そして、自分がパンダを教え込んだとは言え、この夫のパンキチぶりに、 ただひたすら呆れ返る私なのでした・・・ この時から、夫は、「だんなぱん」になったのでした・・・ 夫に、「だんなぱん」と、声をかけると、にた~っとしながら、 「なに~?」って応えますよ、いや、マジで。さすがに義母の前では呼ばないけれど スペインのパンダちゃんは、こちら、オスのオスのBing Xing君と こちら、メスのHua Zui Baちゃん。 オスは大きく逞しく、メスは仕草がかわいらしく、愛嬌たっぷり。 そして、この度、このスペインのパンダちゃん達に、ベビー誕生のニュースが ロイターのサイトはこちら 新婚旅行で見たパンダちゃんと同じ年(年度)にベビーを授かるなんて、嬉しいなぁ。 スペインの双子の赤ちゃんも、我が家の赤ちゃんも、元気に育って欲しいなぁ

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