iBookとPowerBookの違い

一昔前まではiBook=G3、PowerBook=G4だったのが、iBookもG4になり、PowerBook G5はまだ出ない。
ってことでiBookとPowerBook、どっちを買えばいいんだ!?とお悩みの方も多いかと思います。
結論から言うと、個人的には今買うならiBookの方をオススメします。
使用する用途や予算、デザインの好みにもよると思いますので、あくまで個人的に。
iBook
PowerBook

iBookとPowerBookの違い(CPU)

まずCPUですが、iBookの下位モデルには1.2GHz PowerPC G4、上位モデルには1.33GHz PowerPC G4が搭載されており、PowerBookの下位モデルには1.5GHz PowerPC G4、上位モデルには1.67GHz PowerPC G4が搭載されています。
どちらもG4プロセッサが搭載されており、数字だけ見ればそれほど差はありません。これがiBookとPowerBookが近付いていると言われる最も大きな要因だと思います。

iBookとPowerBookの違い(メモリ)

iBookには256MBのメモリがデフォルトで入っており、PowerBookには512MB。iBookとPowerBookの12インチのモデルには最大で1.25GBまで拡張が可能で、PowerBookの15インチ以上のモデルには最大で2GBまで拡張が可能です。
ですので、メモリを1.25GBより多く必要とする場合はPowerBookの15インチ以上のモデルが必要です。

iBookとPowerBookの違い(ポート)

iBookとPowerBookの違いには付いているポートに違いがあります。
iBookには、
FireWire 400ポートとUSB 2.0ポート。
PowerBookには、
FireWire 400ポートとUSB 2.0ポート、そして15インチ、17インチのモデルにはFireWire 800ポートが搭載されています。
FireWire 800については、まだあまり一般的でない気がしますので、使える周辺機器も限られてくるのではないでしょうか。

iBookとPowerBookの違い(ハードドライブ)

iBookの12インチモデルには30GB ATA/100 4200 rpm、上位モデルには60GB ATA/100 4200 rpmのHDDが搭載されています。PowerBookは少し複雑で、12インチのコンボドライブのモデルには60GB Ultra ATA/100 5,400rpm、12インチのSuperDriveのモデルと15インチのモデルには80GB Ultra ATA/100、5,400rpm、17インチモデルには100GB Ultra ATA/100 5,400rpmが搭載されています。
rpmとは回転数のことで、簡単に言えばHDDの速さです。
このように内蔵HDDの容量と性能に違いがあります。

iBookとPowerBookの違い(グラフィックカード)

iBookとPowerBookの大きな違いのひとつに、グラフィックカードの違いがあります。
iBookには残念ながらMac OS v10.4(Tiger)のCore Imageに対応したグラフィックカードは搭載されていませんが、PowerBookの全ての機種はこれに対応したグラフィックカードが搭載されています。

iBookとPowerBookの違い(ビデオ出力)

iBookはミラーリングしか出来ません。ミラーリングというのは、別のディスプレイにiBookに表示されているものをそのまま映し出すことです。
それに対してPowerBookは、デュアルモニタといって、PowerBookに表示されている画面と別に、さらにディスプレイを追加することが出来ます。
iBookでミラーリングした場合、iBookの画面ともうひとつのディスプレイに全く同じ画面、つまりマウスのカーソルがそれぞれにひとつずつ表示されますが、PowerBookでデュアルモニタとして出力した場合は、二つの画面にマウスのカーソルがひとつだけ現れ、そのカーソルがそれぞれの画面を行ったり来たりします。

こんな感じで中身を比べていくと色々と違いがあるのですが(もっと細かく書いてしまうと、楽天広場の日記の容量を超えてしまうくらい、、、)、普通に使う場合はiBookで十分だと思います。逆にPowerBookはかなり贅沢なマシンだと思います。

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